2025.08.19

ダイバーシティプロジェクト(DP)教員交流会

ダイバーシティプロジェクト(DP)教員交流会

日 時
2025年7月30日
参加者
ダイバーシティプロジェクト(DP)教員(5名)
鈴木 敬一郎 学長(ダイバーシティ推進本部長)
ダイバーシティ推進事業に関わる教員(3名)、 事務局(2名)
内 容
・DP教員より活動報告
・意見交換 「本学ダイバーシティ推進事業における女性研究者支援の課題と今後について」

 本学の女性教員活躍のためのポジティブ・アクションとして創設したダイバーシティプロジェクト(DP)教員制度採択者と、学長、ダイバーシティ推進事業に関わる教員、事務局による交流会を開催しました。

 DP教員による1年間の振り返りでは、日々の研究・臨床業務への取り組みに加え、学生や若手研究者の指導、学内外での活動、学会での研究発表など、精力的な活動が報告されました。また、DP教員制度に対しては、「研究支援員の派遣により、多忙な中でも研究を続けていくモチベーションに繋がる」、「子どもの体調不良などにより急な業務変更を余儀なくされることもあり、育児との両立にくじけそうになることもあるが、支援があることで『大学が応援してくれている』と感じ、励みになっている」との声が寄せられました。

 続いて行われた意見交換では、「主に子育て中の女性は時間的制約があり、学会発表は可能でも、論文化のためのまとまった時間を確保するのが難しい」との声や、「大学院進学や留学などのキャリア構築と、結婚・出産・子育てなどが重なり、研究を諦めてしまう傾向がある」といった課題が挙げられ、「女性の更なる活躍のためには、ライフイベント期と重なることの多いレジデント、病院助手、助教など若手層の底上げも重要である」との意見が出され、大学全体として手厚い支援の必要性が論じられました。

 普段は他の医局や講座との交流が少ない中、お互いの取り組みについて聞くことにより、新たな気づきが得られたとの感想も寄せられ、ダイバーシティ推進に関わる教職員が女性教員の悩みを共有し、課題解決に向けた意見交換を行うことができた本交流会は、大変有意義な場となりました。

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