看護学部
カリキュラム
初年次から看護実践能力を高められるカリキュラムを編成
看護学の対象となる人間への深い理解と看護実践能力の基盤の育成を重視したカリキュラムを編成しています。幅広い教養と倫理観に富んだ豊かな人間性を形成し、保健医療福祉領域における看護学の役割・機能を理解し、人々の健康生活を支援するための看護実践能力を育成します。
PICK UP
知識・技術・態度と臨床の知が融合した豊かな教育環境
兵庫医科大学病院、ささやま医療センターなど恵まれた教育現場で展開する臨地実習には、卓越した看護実践能力を持つ看護師が実習指導に参加しています。これにより、大学で享受する知識・技術・態度と臨床の知が融合した、質の高い看護実践能力の基盤を身につけることができます。
病院を備えた医系総合大学だからこそできる、現場の実情にあった指導体制
指導に当たる教員は、看護職経験が豊富な実務経験者です。病院の実情を踏まえ、学生約10名に1人の教員が、きめ細かく指導にあたります。視聴覚システムも設置され、教員によるデモンストレーションをしっかりと確認できるようになっています。また、実際の病院における動作や身だしなみなど、看護師としての基本的な態度・マナーについても、きちんと身につけるよう指導します。
確かな看護実践力を身につけるための自主学習サポート体制
看護技術の習得には、納得できるまで繰り返し練習することが大切です。
看護学部では学生の自己学習をサポートするための万全の体制を整えています。
実習室の開放と教員の協力体制
学生が授業の空き時間や放課後を使って自主的に練習できるよう、実習室を7:30~20:00まで解放しています。講義時間外も教員が常に待機しており、技術の指導や確認ができます。学生は毎月のべ1000名ほどの割合で、積極的に自主学習しています。
視聴覚システムを活用
基礎看護技術を習得するためには、頭の中で看護技術をイメージ化することが大切です。看護技術の動画を図書館や情報処理演習室、Webサイトでいつでも視聴できるようになっています。
看護実践者として将来像をしっかりとイメージしながら学ぶ
親しみやすい臨地実習の環境のなかで、さまざまな場で活躍する看護職者やその実践内容に触れ、「どのような看護師に、保健師に、または助産師になりたいのか」「将来どんな場で活躍したいのか」など、初期の段階から看護実践者としての自分自身の将来像をじっくりと考えていくことができます。
チーム医療における専門的・実践的役割を育む
看護学部、医学部、薬学部、リテーション学部の学生が交流し、共通する講義や演習を通して、チーム医療におけるさまざまな職種の専門性や役割の理解を深め、看護専門職者としての自立性を養います。
担当の先生にインタビューしました
基盤看護領域の教育姿勢について
~正確な技術は自信となって、「手」から患者さんに伝わるのです。~
先生ご自身の看護師としての経験から、学生さんに伝えられていることはありますか?
看護職者にとって、「手」とは全てを伝えられる“道具”だ
ということを言っています。看護とは患者さんに触れる
仕事。例えば患者さんの体を支えるとき、手の触れ方一つ
で患者さんを安心させたり、信頼感を持ってもらったりで
きます。逆にこちらが不安に思っていると、それが手の動
きを通して、患者さんに伝わったりもします。
正確な技術を身につけると、それが自信となって「手」から患者さんに伝わるのです。
だから基礎看護技術をきちんと身につけておく必要があるのですね。
看護の仕事のやりがいとは何でしょうか?将来の看護職者にメッセージをお願いします。
看護とは患者さんの命にかかわる仕事です。
看護の仕事をしていてよかったと思うのは、患者さんと
の人間的なふれ合いの中で、患者さんがキラリと輝く瞬
間に出会えることです。それは患者さんの何気ない一言
だったり、想いが詰まった言葉だったり…。
生きていることの素晴らしさを患者さんと共有し、体感できることが看護師の醍醐味だと思っています。みなさんも私たちと一緒に、看護の道をめざしましょう!同じ夢を持つ仲間が待っていますよ。