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兵庫医科大学神経生理部門のホームページへようこそ

 神経生理部門は平成28年12月に兵庫医科大学に新設された基礎医学、生理学の部門で、主に神経の機能に関する教育・研究を行っています。我々の脳など中枢神経系には1000億とも2000億とも言われる膨大な数の神経が存在しています。個々の神経細胞は周りの神経から情報を受け取り、それに対して活動電位を発火して情報を出力するといった、どの神経も基本的に同じような機能を持っています。では、世界の人口より遙かに多いこれら神経細胞は、個々でどの様な役割を果たし、また如何なるルールで個々が統合され、1人の個体、ヒトとして感情や思考、行動ができるのでしょうか?

 この複雑で未だ不明なことの多い神経生理分野の中心的課題を、我々は少しでも明らかにすべく研究を遂行しています。特に、外界からの刺激に対する末梢―脊髄、脳に至る感覚情報処理機構、疼痛、掻痒や鎮痛の発現機構、自律神経による内臓の中枢性制御機構、さらに、情動形成と記憶・学習の関係や意識・覚醒など脳機能を統合的に理解する研究、発達障害など脳機能異常の研究も進め、疾患の治療や健康増進に役立つ成果を得ることを目指しています。基礎医学としての神経生理の教育に加え、大学院生への研究指導、我々が世界に先駆けて開発したin vivoパッチクランプ法を用いた電気生理学的研究など神経生理学的研究に対する助言や支援も行っています。

新着情報

2023年04月03日
研究医コース 龍口さんがメンバーに加わりました。
2023年04月03日
長尾先生、奥村先生、坂口先生がメンバーに加わりました。
2023年03月22日
古江が、医学部ベストティーチャー賞(講義部門)を受賞しました。
2023年03月14日
日本生理学会第100回記念大会で、古賀啓祐と藤原優香先生がポスター発表を行いました。また、古江が高校生発表担当委員を務めました。
2023年03月03日
古賀啓祐先生の論文がアクセプトされました。
2023年02月27日
Seoul National UniversityのSeog Bae OH先生がご来学されました。
2023年01月19日
痛み研究会2022で、古江が座長、古賀啓祐が発表を行います。
2023年01月04日
Seoul National UniversityのYoonKyung Leeさんが外国人特別研究員としてメンバーに加わりました。
2022年12月02日
關さんの論文が、優秀論文賞に選ばれました。
2022年12月02日
第44回日本疼痛学会で、中野が口頭発表、古江が座長を行いました。
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更新日 2023年6月7日