学科長あいさつ

私たちの日常は、服を着替えるとか、歯を磨くといったさまざまな活動によって成り立っています。人は日々このような活動を行うことで、健康とウェルビーイングを維持・促進していますが、これらの活動に支障がでない限り、通常はその価値に気が付いていないかもしれません。病気やケガや障害に対するリハビリテーションの中で、対象者にとっての大切な活動（作業療法でいうところの「作業」）に参加できるようサポートし、そのことによって「心」と「体」の働きを増進していくのが作業療法です。
本学の作業療法学科では、幅広い教養を培い、人間性を育み、心や体の病気に対する知識をベースに、人－環境－作業の分析と作業療法介入技術を修得することができます。豊かな臨床経験を持つ教員による興味深い講義と、同じ法人の兵庫医科大学病院や兵庫医科大学ささやま医療センターでの実習は、比類のない環境といえます。
これを読んで作業療法士に興味を持った方と一緒に切磋琢磨できる未来を信じています。

リハビリテーション学部
作業療法学科 学科長
小林　隆司 教授