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小児外科

おすすめポイント

小児外科は小児の外科的疾患を取り扱う分野ですが、緊急手術を必要とする新生児疾患、乳幼児の胆道閉鎖症や固形小児癌などがその特徴的な疾患として挙げられます。また、消化器や胸部の疾患だけでなく、頭頚部や体表の疾患など、文字通り頭のてっぺんから足の先まで、多くの疾患を扱っています。小児外科の大きな特徴は、こどもの成長を考えた手術をする必要があることで、その手術を成功させるためには、技量の向上のみならず、周術期管理の知識、さらには成長発育といった小児科的知識、胎児期の理解のため周産期の知識も必要である点にあります。兵庫医科大学の小児外科は、平成20年4月に新設された新しく小さな診療部門ですが、将来の日本を担う健全な小児を社会に送り出すために、こどもを愛する勉強熱心な医師が私たちと共に、小児外科の道を歩んでくれれば幸いです。

経験できる主な症例容

新生児外科

食道閉鎖症、腸閉鎖症、鎖肛、消化管穿孔、腹壁破裂などの緊急性の高い周産期医療にお ける新生児外科疾患を、新生児集中治療室(NICU)と連携して経験できます。また、出生前に診断された小児外科疾患に対しては、産科や新生児科と連携して周産期管理に参加し、出生直後からの外科治療を研修できます。

乳幼児外科

急性虫垂炎や腸重積症といった日常よくみる疾患だけでなく、胆道閉鎖症、胆道拡張症、ヒルシュスプルング病、嚢胞性肺疾患、小児がん(神経芽腫、腎芽腫、肝芽腫)などの専門性を要する疾患を扱います。

内視鏡外科

現在当科で実施している主な内視鏡外科手術は、鼠経ヘルニア根治術、虫垂切除術、腸重積症手術、胃瘻造設術、脾臓摘出術、胆嚢摘出術、メッケル憩室切除術、漏斗胸手術などです。

経験できる手技・スキル

小児の外科的疾患に対して基本的診療を行いうる知識と技能を習得します。 また、縫合など基本的外科手技を学びます。具体的には、小児の外科的疾患の診断に必要な問診および身体診察を行い、診断計画を立てる。また、診断に必要な臨床検査法、基本的検査(X線検査、消化管造影、尿路造影など)、特殊検査(超音波検査、CT検査、内視鏡検査など)の選択と結果の解釈を行い、諸検査の情報を総合して小児外科疾患の診断および治療法の選択ができるように研修します。また、その過程で、採血、末梢路確保、基本的外科手技を学びます。

④ 週間スケジュール

月曜日: 病棟診療

火曜日: 手術

水曜日: 外来診療・病棟診療

木曜日: 病棟診療

金曜日: 手術

土曜日(第一・三週): 外来診療・病棟診療

記載者:野瀬聡子

アクセス Access

公共交通機関:阪神電車・武庫川駅下車すぐ

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