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〒663-8501 西宮市武庫川町1-1

肝胆膵外科

おすすめポイント

・ 肝臓、胆道、膵臓はまだまだ謎が多いです。一緒に道を切り拓きましょう。

・ 手術は複雑ですがinterestingです。高度技能専門医有資格者が指導します。

・ 世界に目を向けて診療しています。国際学会、留学のchanceは豊富です。

診療内容

肝胆膵外科では、「肝臓、胆管および胆嚢、膵臓の癌(悪性腫瘍)を手術で取り除き、治療すること」を診療、研究の中心としています。いずれも重要な臓器で、手術には複雑な手技を要する、ことが特徴です。
肝臓 肝癌の治療には肝切除術が効果的です。切除対象領域を蛍光にて標識する「プロジェクションマッピング」を肝切除に応用しています。そのために、MIPS(Medical Imaging Projection System)という装置を世界に先駆けて開発導入し、安全かつ正確な手術に役立てています。なお、病気が進んだ進行肝癌では、手術を断念することが通例でしたが、手術前後に薬の治療を組み合わせ、手術治療の可能性を拡げています。大腸癌から肝臓に飛び火した転移性肝癌にも、薬を組み合わせて治療しています。いずれも、日本ないしは世界でも最も進んだ集学的治療を行なっています。
膵臓 近年増加している癌で、糖尿病の悪化や体重減少をきっかけに見つかることも多いです。手術が最も有効な治療法ですが、病院に来られた患者さんの9割は、進行膵癌となっており、手術ができないのが現状です。当科では、薬物療法を付加することで、そういった患者さんにも手術を受けていただく可能性を拡げ、また手術後の再発を抑える工夫を凝らしています。
胆管 肝臓で作られた胆汁の通り道である胆管に癌ができると、肝臓、膵臓も含めた大きな手術になることが多いです。肝臓及び膵臓に対する豊富な手術経験をもとに、複雑な手術も安全に行なっています。薬剤を交えた最先端の集学的治療を行なっています。

診療実績

スタッフ

廣野誠子 ≪主任教授≫ 2000年卒

平野公通 ≪准教授≫ 1988年卒

中村育夫 ≪講師・外来医長≫ 1996年卒

多田正晴 ≪講師・病棟医長≫ 1996年卒

末岡英明 ≪助教・医局長≫ 2001年卒

岡本共弘 ≪助教≫ 2003年卒

奥野将之 ≪助教≫ 2006年卒

栗本亜美 ≪助教≫ 2006年卒

飯田健二郎 ≪病院助手≫ 1998年卒

医局長からのメッセージ

肝胆膵領域癌の死亡数は男女別でみると肝臓癌: 男性 5位/女性6位, 胆道癌: 男性 7位/女性 7位, 膵臓癌: 男性 4位/女性 3位と上位を占めます。意外かもしれませんが、総数では肝胆膵領域癌(79,552人)は1位の大腸癌(50,658人)を大きく上回っています(2018年 人口動態統計による全国がん死亡データより)。消化器外科学 肝胆膵外科では肝胆膵領域の良性疾患に対する治療も行っておりますが、主には悪性疾患に対する外科治療を行っています。みなさんもご存じのように肝胆膵領域癌は他領域癌に比べ悪性度が高く、すべての患者様が手術の恩恵を受けられるわけではなく、その悪性度より手術のみでの根治が難しい症例も少なくはありません。我々肝胆膵外科は自分たちが最も得意とする外科治療を安全に遂行する為にはどうしたら良いのか?治療成績をさらに向上させる為にはどうしたら良いのか?など現状に満足せず、常に自分自身に問い続けるプロフェッショナル集団です。『全員が主役』 が肝胆膵外科のモットーであり、当教室には若い先生でも主役になれるチャンスがあります。

アクセス Access

公共交通機関:阪神電車・武庫川駅下車すぐ

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