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下部消化管外科

おすすめポイント

・不滅の探求心、骨盤内臓全摘術、仙骨合併切除術も腹腔鏡で挑戦

・助教以上、6名全員が内視鏡外科技術認定医、当院で教育を受け取得

・女性外科医も安心、ON、OFFをしっかり、が当科のモットー

診療内容

大腸悪性疾患を中心に診療にあたっており、大腸癌(結腸癌、直腸癌、再発大腸癌)の年間手術症例数は、約200件で年々増加傾向にあります。

当科の診療の特徴は、3点あります。

1)全例、内視鏡外科技術認定医が複数名で手術を施行。当科では計8名の教授、講師、助教、病院助手のうち6名が技術認定医の資格を持っています。さらに直近2年で5名の合格者が出ていることからも、手術の定型化が出来ていることが分かります。この成果からも、手術上達の最短コースを提供できると自負しています。

2)直腸癌手術に対する多彩なアプローチ。大学病院では必然的に直腸癌の割合が増加します。近年、直腸癌に対する経肛門アプローチやロボット手術の有用性が議論されていますが、当科でもすでにこれらの手術を導入しています。ロボット手術では3名の術者がすでに50例を超える手術を施行しています。

3)拡大手術、局所再発手術への挑戦。当科の1つの大きな研究テーマである拡大手術、局所再発手術についても症例数が増加しています。近畿圏内はもちろん、全国から患者さんが紹介されています。大腸癌手術において、癌を完全に切除するためには、ときとして近隣臓器を合併切除する必要があります。当科では、そのような症例の手術件数も豊富であります。

卒後3-5年の後期研修期間中に2年は関連病院、1年は大学内の外科系関連科をローテションし、外科専門医取得に必要な手術を経験してもらいます。当科では、研修期間中に鼠経ヘルニアや虫垂炎(腹腔鏡手術を含む)、人工肛門閉鎖術などに執刀してもらっています。さらに卒後6年目以降には腹腔鏡手術にも積極的に参加してもらえる環境があります。卒後10年目を目標に学位取得、内視鏡外科学会技術認定医取得を目指しています。

主な対象疾患の手術件数 2017-2019年

スタッフ

主任教授 池田正孝(ms-ikeda@hyo-med.ac.jp)

講師   別府直仁(beppu-n@hyo-med.ac.jp)

講師   片岡幸三

助教   安原美千子

助教   馬場谷彰仁

助教   木村慶

病院助手 宋智享

病院助手 松原孝明

医局長からのメッセージ

私が初期研修医のころ、大腸癌手術は開腹が主で、4人で手術を行っていました。いつかは、術者の席に行きたいと心に秘めていましたが、第2,3助手から術者までは途方もない距離に思えました。卒後6年目になり、腹腔鏡手術が主に導入され、3人で手術を行ってきました。カメラを持つことが多かったですが、学年が上がるたびに第1助手、術者を経験することができました。卒後15年目になり、ロボット手術が導入され、2人で手術が可能となりました。さて、お分かりでしょうか。この15年で手術に携える外科医が半減しているのが現状です。つまり、選ばれし外科医が、手術をする時代になってきたと言えます。

では、このような変化の中でも外科医になりたいと考えている先生は、どうすれば術者になれるのでしょうか。答えは極めて簡単で、資格を取ればいいのです。現在、必要な主な資格は外科学会専門医、消化器外科学会専門医、内視鏡外科学会技術認定医です。そのためには、手術症例数、論文、学会発表、そして手術ビデオの提出が必要です。この全ての面でサポートできる体制が当科には整っています。それを証明する実績もあります。

一方、私が求めていることもあります。このような変化の中でも外科医になりたいと考えている気持ち、です。熱い思い、熱意は伝わりやすいものです。興味ある先生、ぜひご連絡ください。

別府 直仁

アクセス Access

公共交通機関:阪神電車・武庫川駅下車すぐ

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