兵庫医科大学病院 放射線技術部 技師室







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前立腺の外部照射について

■はじめに
  前立腺がんの治療法には、「手術療法」、「放射線治療」、「内分泌療法」、さらには特別な治療を実施せず経過観察する「待機療法」があります。

 放射線治療とは放射線を使ってがん細胞の遺伝子を破壊し細胞分裂をできなくする方法です。
放射線治療法としては、外照射と密封小線源治療(組織内照射法)があります。

 
■前立腺の外部照射について
放射線を体外から照射する方法です。方法は局部に平日毎日照射します。
1回の治療は十数分で約1.5〜2ヶ月の治療期間が必要です。

●麻酔は不要で治療自体は身体に負担はほとんどありません。晩期放射線障害は重篤なものはまれですが、数〜20%の頻度といわれています。

●従来の外照射より治療成績を向上させ、また、放射線障害を減らす目的のため、新しい外照射の方法や機器が開発されています。

●前立腺がんに対する放射線治療については、当院では画像誘導放射線治療(IGRT)対応の最新の機器を導入し、 3次元原体照射(3DCRT)や強度変調放射線治療(IMRT)を行っています。

●また、最近では、強度変調回転放射線治療(VMAT)も行っています。 VMATはIMRTをさらに一歩進めるもので、高度な線量分布、治療時間の劇的な削減が可能となります。

                     《前立腺のIMRT治療計画例》                


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