■乳房撮影装置が更新されました。
乳房撮影装置としてトモシンセシスを搭載した「MAMMOMAT Revelation」(シーメンス社製)が導入され、
従来のマンモグラフィ撮影に加え、新技術の3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)撮影ができるようになりました。
トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)とは、Tomography(断層)とSynthesis(合成)という意味の言葉を組み合わせた新しい断層撮影技術です。
X線管球が約50°移動しながら連続的に低線量でX線を照射し、複数の位置から撮影した画像を1o厚の写真で表示します。
日本人女性の乳房には高濃度乳腺(デンスブレスト)が多く、従来の画像では乳腺の重なりで診断が困難であった病変がスライス画像で得られることにより確認することができます。
また、本体の撮影台にバイオプシー(生検)用撮影台を被せて装着するだけでバイオプシー検査ができ、トモシンセス画像を用いて穿刺位置を決定することで、より正確に容易に検査を進めることが可能です。
《従来画像 》 《トモシンセシス》
■乳房撮影について
●乳房撮影は、乳房を圧迫版ではさみます。これは、診断のためのよい画像をえるためには必要なことです。
圧迫をすることにより、乳腺を広く描出することができ、放射線の被曝を低減する効果もあります。
●乳房を圧迫するさいの痛みは個人差があります。痛みが強い方、皮膚や乳房に炎症や外傷があり、圧迫できない方は撮影を中止することがあります。
●ペースメーカ装着の方、豊胸術を受けられている方は撮影技師に必ずお申し出ください。
●左右乳房それぞれ2方向、計4枚撮影します。
●撮影時間は10〜15分程度を目安にしてください。
●撮影は専用の検査着を着ていただきます。
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