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□■診断用X線装置:RADspeed Pro(島津製作所)が導入されました■□
<低被曝・高画質が実現>
優れた高周波インバータ技術で低エネルギーX線を低減するとともに管電圧のリップルを抑えた素早い立ち上がり特性で高画質が実現されています。また、腹部・胸部それぞれに専用の採光野を備え、いずれの部位も適正な線量制御を実現する4採光野型ホトタイマを採用しています。さらに、面積線量計を装備しており、撮影ごとの照射線量を管理できます。
<連動機能の向上>
ワンタッチ操作で天井走行式X線管懸垂器が自在に移動し、ポジショニング位置に自動設定されるので、患者さまのケアに集中できます。
□■単純X線撮影装置(FPD)が導入されました!■□
導入されたFPD(Flat Panel Detector)は以前のCR(Computed Radiography)装置と比べて画像取得が早く、少ない被爆で撮影することが出来ます。
一般撮影2室には長尺FPDが導入され、撮影範囲の広い全脊椎撮影などでも画像取得が迅速になりました。
またFPDの導入と伴い、Virtual Gridとdynamic処理(Dynamic Visualization U)が導入されました。
・Virtual Grid
X線撮影では、X線画像の画質低下につながる散乱線を除去し、画像のコントラストを高める金属フィルター「グリッド」を一般的に使用しています。
グリッドは、患者さんや撮影状態により画像ムラが生じやすく、またグリッドによるX線の吸収があるため撮影線量を高める必要がありました。
Virtual Gridは画像に含まれる散乱線を推定し除去することでグリッドを使用せずに画像のコントラストを高めることができ、かつ被曝線量も抑えることができます。
・Dynamic処理
人体の厚みに関する情報を推測することで、コントラストと濃度を安定させ、厚さが異なる人体構造全体を安定的に描出します。
CR装置時に黒とび、白潰れが起こりやすい部位においても(処理が施している以下の右図)のように人体構造をよく描出しています。
□■頚椎側面画像□■
《左図:従来》 《右図:Virtural Grid + Dynamic処理》
□■股関節軸位画像□■
《左図:従来》 《右図:Virtural Grid + Dynamic処理》
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