■子宮に専用器具を挿入
子宮の内部照射では、タンデム、オボイドと呼ばれる専用器具を子宮内に挿入します。そして、その器具に放射線がでる線源を送り込み、治療を行います。
また、この治療法のメリットは、腫瘍に直接、強い放射線をあてることができるうえに、線源から離れた正常組織への線量を少なくできることです。
■副作用
時に直腸出血を起こすことがあります。
( 治療の効果・副作用等は、担当の医師から十分説明させて頂きます。 )
■IGBT(Image-guided brachytherapy)画像誘導小線源治療
図1のようなアプリケーターを体内に挿入した状態でCTを撮影することにより、アプリケーターと腫瘍、周囲臓器との位置関係を把握することができます(図2)。
図2においてアプリケータ内にある赤い点は小線源が停留する位置を表しています。小線源治療はこの停留する時間を調整し治療を行います。IGBTでは治療計画時に停留位置および時間を調節
することにより腫瘍に当てる線量を変えることなく周辺臓器への線量を減らすような最適化を行うことが可能です(図3)。また臓器ごとの被ばく線量の把握が可能なためより安全に治療を行うことが出来るといえます。
《図1 タンデム・オボイド アプリケーター》
《図2 アプリケーターと臓器の関係》
《図3 線量分布図》
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