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■頭頸部癌の治療について
頭頸部がんとは、くち、のど、はなに発生したがんで、具体的には口腔、唾液腺、咽頭、喉頭、副鼻腔などの部位が対象となります。
特徴としては、この部位には発声、呼吸、嚥下など重要な機能があり、また視覚、嗅覚、聴覚、平衡覚、触覚等の感覚器もあります。
■頭頸部の固定について
さらに、頭頸部は可動部位が広いため、自ずと治療部位の固定が重要となります。
これらの機能を損なわずに安全に治療をするために、頭頸部専用の固定具(シェル)で固定して精度の向上を計っています。
シェルには、頭だけ固定するタイプと、頭〜肩まで固定するタイプがあり症例により使い分けます。
《頭部固定用のシェル》 《線量分布図例》
■通院について
治療期間は6〜7週で、外来でも治療可能ですが、動注化学療法を併用する場合は入院管理が必要となります。
*動注化学療法とは、動脈から目的部位に直接抗がん剤を投与する治療法です。
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