■ここでは、「一般的な外部照射が始まるまでの流れ」 について説明します。
外来にて診察
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●専門医が放射線治療について説明いたします。
●治療部位に対して放射線の処方線量や照射回数等を決定します。
●位置決めCT、治療開始の日時を予約させて頂きます。
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位置決めCT
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●治療計画装置に、体の3次元的情報をCT画像として取り込むために 位置決め用CTとして撮影します。
●治療部位が頭頚部などの場合は、ここで固定具(Shellという「お面」
等)を作成します。
●身体や固定具に位置決めの基準となるマークをマジックで書きます。
(CT撮影後、マークの上からシールを貼ります。治療開始の日まで、
マークが消えないように保護するためです。)
●担当医師又は技師がCT撮影時の息止めを説明します。例外もありま
すが、基本は『軽く吸って、軽く吐いて止める』です。
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治療計画作成
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●位置決めCTからの画像情報を治療計画装置に取り込みます。
●疾患ごとに進展範囲を考慮して照射範囲を決定します。
●放射線の種類・エネルギー・方向・線量など、3次元的に線量計算を
行い、より副作用が少ない適切なプランを作成します。
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《来院不要》 ここはスタッフが位置決めCT後に行います。
治療開始
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●位置決めCT時に付けたマークを治療装置に合わせます。
●さらに、治療計画装置で計算された位置に寝台を移動させます。
●実際の照射範囲が治療計画で計算された範囲と一致しているかどう
かの確認と修正を行います。
●位置決めCT時に付けたマークを新しい基準マークに書き直します。
●一回分の処方線量を照射(1〜2分程度)して終了です。
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