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泌尿器系造影検査

■泌尿器系造影検査とは

●腎盂から尿管、膀胱、尿道までの尿路に異常がないかを検査します。 しかし、通常普通のX線写真では見ることが出来ないので、臓器の形態と疾患部位を診断するために造影剤を使用します。

●造影剤は静脈から、または直接注入します。すると、正常な部分は形どおり白く写ります。しかし、石や腫瘍があるとその部分が抜けたり、欠損して見えます。
        
 

泌尿器系の造影検査例

排泄性腎盂造影 (IVP)
 静脈から造影剤を注入し、5分、10分、15分後に腎盂、尿管、膀胱の撮影を行ない、異常が無いかを確認します。その後、検査台を起こして撮影し、遊走腎の所見が無いかを見ます。

逆行性腎盂造影 (RP)
 尿道から膀胱まで膀胱鏡を挿入します。そこからカテーテルという細い管を尿管を通じ、腎盂まで進めていきます。 そこから造影剤を注入し撮影を行います。

排尿時膀胱尿道造影 (MCU)
 尿道から膀胱内までカテーテルという細い管を挿入し、膀胱内に造影剤を注入します。 排尿時の膀胱や尿道の形態から前立腺肥大症、前立腺がん、あるいは膀胱尿管逆流症などの診断を行います


           《IVP》                 《RP》             《MCU》

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