学部・大学院

英語で学ぶ臨床推論(4年次)

「英語で学ぶ臨床推論」は、将来、医師として働くうえで必要となる“患者さんが訴える症状や症候から疾患を絞り込む”「臨床推論力」を身につけることをめざす科目です。全8コマで構成されており、授業中は全て英語で進めていくことが特徴の1つ。英語で臨床症例を扱い、ディスカッションも全て英語で行うことで、臨床推論力だけでなく、諸外国の患者さんを診療する際に必要なコミュニケーション能力を学生のうちから習得することをめざします。

熱心に指導するGordon L. Noel 特別招聘教授

Point1

アメリカの医学教育に携わった内科医等が講師を務める
授業を担当するのは、アメリカにおいて内科医等としてさまざまな医学教育にかかわった経験を持つ講師です。

Point2

英語で鑑別診断ができる力を培うカリキュラム
学生は初回の授業で指定された症例を要約し、症状を引き起こす疾患を絞り込み、その診断根拠を全て英語で発表する課題が与えられます。その課題をとおして、学生たちは試行錯誤しながらも自らの考えを英語で伝え、鑑別診断のスキルを身につけていきます。

Photo Gallery(2019年4月18日の授業風景)

学生のコメント

第4学年次(※)篠原 有紀子さん ※取材時の学年

先生の質問は病態生理を理解しておかなければ答えられないため、毎回の授業前には英文の症例を理解し、事前に質問を予測して病態を復習し、その英単語を調べている人もいました。普段の授業では予習をする人は少ないのですが、授業の参加態度が成績に直結する臨床推論の授業は学生の自主性を引き出す良い授業でした。

第4学年次(※)光田 晴紀さん ※取材時の学年

「英語で学ぶ臨床推論」は、従来の座学とはひと味違う参加型の授業です。発言するごとにカードがもらえるので、先生の話す英語をよりしっかりと聞き、英語で発言するようになります。初回の授業ではあまり聞き取れなかった医学用語や英語が、だんだんと聞き取れるようになり、普段とは違う形で医学を考えることができるのも魅力です。