医学部
学部長あいさつ
本学は、1972年に単科医科大学としてスタートしました。さらに、開学50周年を迎えた2022年に同法人内の兵庫医療大学と合併し、薬学部、看護学部、リハビリテーション学部を擁する医系総合大学として新たなスタートを切っています。その中で、医学部は一貫して、建学の精神のもと、きめ細やかな教育プログラムを提供することによって社会に貢献できる良医の育成に教職員が一丸となって取り組んでいます。
学舎として2018年に新しく竣工した教育研究棟があり、ハードとしてはMoodleをベースとした全授業録画配信システム、教材提供システムなどが完備されており、学生が自由に学習できる環境を整えています。授業形態としては、TBL、ビデオシステムなどを用いて、従前の座学形式から、より能動的でありフレキシブルな形態への改革に取り組んでいます。また、医学教育センターを設置し、学生に対する細やかな学修サポートも行なっています。さらに、国際基準に基づく診療参加型実習の充実のために、4学部合同での多種職連携教育の拡充を始めています。近年の課題である医学研究に携わる医師数の減少に対しては、研究医コースを設置し、2年生からリサーチマインドの涵養に努めています。このように、医学部では、国際的視野に立って常に教育システムの改革を意識し、全教職員が一丸となって最新の医学教育を実践しています。
医学部 学部長
石戸 聡 主任教授(病原微生物学)
使命・目的・教育目標
兵庫医科大学医学部では、下記のような使命、目的、教育目標およびこれに基づいた学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、学生受け入れの方針の3つのポリシーを掲げています。
使命
兵庫医科大学医学部は、建学の精神に基づき、以下の教育目標に示す素養、姿勢を涵養し、プロフェッショナルな医師・医学者を社会に送り出すことを使命とします。
目的
医学部は、豊かな人間性と高い倫理観を培い、医科学に関わる基本的な知識と技能を修得することによって人間を幅広く理解し、多様な医学領域及び種々の専門領域において実践する能力を獲得し、幅広い視野に立って社会の福祉へ奉仕できる有能有為の医師を養成します。
教育目標
医学部は、下記の能力を身に付けた人材の育成を目標とします。
- 医学を通した社会の保健・衛生及び福祉の向上に貢献する姿勢を養います。
- 兵庫県の多様な地域性を理解し、特性に応じた適切な医療を提供する能力を身に付けます。
- 国際保健への関心を持ち、国際的視野を持った活動を実践する能力を身に付けます。
- 人の痛みや苦しみ、喜びに共感できる豊かな感性を養います。
- 医療に携わる全ての人々と信頼関係を築ける豊かなコミュニケーション能力を身に付けます。
- 多様性を尊重し、生命の尊厳と医療倫理の原則に基づき判断・行動する力を身に付けます。
- 様々な医療の専門領域に進むための知識と技能並びに良質で安全な医療を実践する能力を身に付けます。
- 総合的・科学的に課題を捉え、最新の情報・科学技術を活用し、医療・医学研究を最適化する能力を身に付けます。
- 生涯にわたって自律的に学び続け、後輩を指導するとともに、自らも共に学ぶ姿勢を養います。