医学部 - 講座紹介
消化器外科学(上部消化管外科)
専門部門(臨床医学系講座)
当講座は消化器官のうち、食道・胃・十二指腸からなる上部消化管の疾患、とくに悪性腫瘍に対し、より高精度で安全な手術術式や、薬物療法、免疫療法と組み合わせた治療の開発をめざした基礎、臨床研究を行っています。外科学の進むべき方向を意識しながら新しい変化に対応し、研究を通じて成果を世界に発信することができる国際性豊かな外科医を育成することが目標です。
研究の主題は以下の通りです。
人工知能(AI)を活用した手術の開発に向けた基礎的研究:
未知の領域である「外科医による意思決定」を支援し、熟練外科医さえも凌駕する精度と安全性を備えた手術を実施できるAIの開発を産学連携で行っています。
食道癌の治療成績向上に向けた研究:
未だ治癒率の低い食道癌の集学的治療や、最新の光学テクノロジーを用いた術式の改良をめざしています。
食道胃接合部癌の総合的治療戦略に関する研究:
近年増加研究にある胃食道接合部癌に対し、解剖に基づいた手術手技の確立、手術の効果を最大限に高めるための術前・術後療法の開発などを行っています。
高度進行胃癌に対するConversion手術の研究:
Stage IV胃癌をあきらめない、をモットーに、薬物療法と組み合わせた外科治療の開発を行っています。
高度肥満症に対する外科療法に関する研究:
高度肥満症に対する手術とその減量効果、糖尿病など関連する健康障害に対する治療効果を研究しています。 臨床に携わる者ならではの発想で、10年後の外科医療を夢想しながら時代を見据えた医学研究を進めていきたいと考えています。
講座情報
- 主任教授
- 篠原 尚
- 准教授
- 石田 善敬
- 講師
- 倉橋 康典
- TEL
- 0798-45-6725
- FAX
- 0798-45-6764