医学部 - 講座紹介

心理学

教養部門(一般教育系学科目)

心理学の研究方法や成果を元に、医療におけるさまざまな問題の構造を明らかにし、解決するための研究を、日本や海外の研究機関と共同で行なっています。現在、行っている研究は以下の通りです。

ヒトパピロマウイルスワクチン(HPV)ワクチンの受容に関する認知心理学的検討

欧米を中心とした海外では、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピルマウィルス)ワクチンの接種率は高く、子宮頸がんの罹患率や死亡率は大幅な減少に大きく貢献していますが、 日本では接種率は低いままになっています。その原因の1つとして、リスクに関する、専門家(医師)と非専門家のコミュニケーションの問題が挙げられます。両者のHPVワクチンのリスクの捉え方を質問紙調査によって明らかにし、効果的なコミュニケーションについて、検討しています。

コロナウイルスワクチンの受容に関する認知心理学的検討

新型コロナウイルスワクチンの接種に関する、専門家(医師)と非専門家のリスクの捉え方の違いを質問紙を用いて分析し、両者の効果的なコミュニケーションの方法について検討しています。加えて、アメリカにおいても調査を実施し、国際比較から新型コロナワクチンの受容の特徴を明らかにします。

講座情報

教授
室井 みや
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