学部・大学院

卒前卒後のシームレスなサポート

医学部

従来、医師を養成する課程である「卒前教育」と「卒後教育」は分断され、連続性が乏しいと評されてきました。しかし、最近は医師が修得すべき知識・技能がますます増加していることや、患者さんや他の医療専門職者とのコミュニケーションの重要性が増していることなどから、卒前教育においても医学部生が診療に参加し、医療現場を中心として卒前・卒後の医師養成を一貫して行う必要性が認識されています。

そこで本学では、「卒前・卒後のシームレスな医師養成」という目標を掲げ、近年さまざまな取り組みを実施してきました。

例えば、共用試験CBT において知識や質が評価されることや、第112回医師国家試験から出題数が500 問から400 問に変更されたこと、2020年度からの臨床研修制度見直しがされることなどにあたって、医学教育モデル・コア・カリキュラムと整合的な到達目標・方略・評価を作成しました。また、臨床実習と臨床研修の経験を継続的に記録できる評価システム(EPOC2)を導入し、卒前の臨床実習からccEPOCが利用できるようになりました。2021年5月には、医師法改正によって共用試験が公的化されたため、合格したStudent Doctorは2023年4月以降に医業を行えるようになりました。

4年次後半から始まる臨床実習においては、診療チームの一員であるという自覚を持ち、診療貢献・患者貢献を目標として真摯な態度で臨むよう指導しています。

参考)医道審議会 資料

薬学部・看護学部・リハビリテーション学部