学部・大学院

英語で学ぶ臨床推論(4年次)

「英語で学ぶ臨床推論」は、将来、医師として働くうえで必要となる“患者さんが訴える症状や症候から疾患を絞り込む”「臨床推論力」を身につけることをめざす科目です。全8コマで構成されており、授業中は全て英語で進めていくことが特徴の1つ。英語で臨床症例を扱い、ディスカッションも全て英語で行うことで、臨床推論力だけでなく、諸外国の患者さんを診療する際に必要なコミュニケーション能力を学生のうちから習得することをめざします。

Carol K. Bates 特別招聘教授

Point1 アメリカの医学教育に携わった内科医等が講師を務める

授業を担当するのは、アメリカにおいて内科医等としてさまざまな医学教育にかかわった経験を持つ講師です。

Point2 英語で鑑別診断ができる力を培うカリキュラム

学生は初回の授業で指定された症例を要約し、症状を引き起こす疾患を絞り込み、その診断根拠を全て英語で発表する課題が与えられます。その課題をとおして、学生たちは試行錯誤しながらも自らの考えを英語で伝え、鑑別診断のスキルを身につけていきます。

Photo Gallery(授業風景)

学生のコメント

第4学年次 西嶋 一華さん

「英語で学ぶ臨床推論」は、普段日本語でしか検討しない症例を英語で検討するという初めての授業でした。
これまでの英語の授業は主に先生の話を聞くことが多かったのですが、この授業は生徒が自ら手を挙げて発言する機会が多く、積極的に参加することで学びを深めることができました。
始めは理解できなかった臨床症例も授業を受ける度にだんだん聞き取れるようになり、理解できるようになっていきました。

第4学年次 保岡 里奈さん

この科目は英語のみで行われる参加型の授業で、学生の自主性が評価されます。先生の質問に挙手をして答えるとカードをもらうことができ、その枚数は参加態度として成績に繋がります。また、与えられた臨床症例から病名を特定し、その過程をスライドにまとめて発表するというグループ課題では臨床推論力を向上することができました。

※ 学年は取材時のものです。