医学部 - 講座紹介

呼吸器外科学

専門部門(臨床医学系講座)

呼吸器の疾患の外科的治療を行います。「自分や、自分の家族が受けたい医療」を合言葉に、臨床医療に日々力を尽くしています。
年間の手術件数は約400例、原則として内視鏡を用いて手術を行っています。対象は肺癌が最も多いです(約4割)。他に、肺への転移、悪性胸膜中皮腫、縦隔・胸壁腫瘍などがあります。さらに救急医療、例えば気胸・膿胸・胸部外傷なども受け入れております。代表的な、肺癌の手術には、体への負担の少ない胸腔鏡手術や区域切除術などとともに、最近ではロボット支援手術も日常的に行っています。悪性胸膜中皮腫という稀な疾患が当院では全国最多の症例数が集まっています。このため、患者さんは全国から紹介があります。手術は肺を温存する胸膜切除・肺剥皮術という難度の高い手術を行っていて、各地より医師が見学に来院されています。
定期的に呼吸器疾患の検討会を開催しています。内科・放射線科・病理部門と合同で症例を検討する場です。研修医や学生の参加もあり、教育的な側面もあります。また、大学病院ならではの医学研究にも取り組んでいます。より高度な外科治療を目指して、臨床の疑問点から基礎的なアプローチまで幅広く探究しています。スタッフは全員大学院を経験し、医学者としての側面も持ち合わせております。呼吸器外科全般を守備範囲に、地域の最後の砦としての責務を果たすべく、医学・医療に真剣に取り組んでいます。

講座情報

主任教授
舟木 壮一郎
講師
近藤 展行、橋本 昌樹、松本 成司
TEL
0798-45-6885
FAX
0798-45-6897
講座専門サイト
http://hdc-tsrg.com/
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