医学部医学科
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兵庫医科大学医学会

医療クオリティマネジメント学

講座(部署)紹介

「医療の質(クオリティ)」という言葉が様々な場面で取り上げられているが、医療安全は「医療の質」を支える重要な項目の1つである。医療安全を英語で綴るとpatient safetyと記載され、即ち”療養中の患者の安全を確保する”ことに他ならない。本講座では、医療の質を向上するための、特に「患者安全の確保」「多職種協働」「有害事象のメカニズム分析と抑止」を中心に取り組む講座である。
医療は、その大半は侵襲的で危険が潜む現場であるにもかかわらず、医療の発展のための挑戦を求められる過酷な領域である。患者への安全な医療の提供のためには、複雑な医療の特性ゆえの危険性を患者・医療者ともに十分に理解しておく必要がある。
本講座が受け持つ領域は、臓器別専門領域や専門職の別なく、すべての医療において医療者が積み重ねた知識と研鑽を、臨床の現場で患者に反映させる際に、必ず応召しなければならない患者-医療者双方の納得のもとに最大の効果を発揮するための臨床知識である。すべての医療者が, 自らが関わる医療の安全性, 有効性, 危険性を理解し医療に立ち向かうことのできる医療者の育成するための研究に取り組む。

研究の現状

概要
本講座は2019年4月に創設されました。最大の特色は、所属教員が兵庫医科大学病院医療安全管理部に所属し、かつ兵庫医科大学医学部における医療安全教育の科目責任者でもあるため、「医療の質」に関する研究と臨床の場として卒前卒後一貫した環境を与えられているところにある。


主題
  1. 患者安全の確保
    間違える可能性がある人間が、異なる背景の患者に、個々に専門的な処置を行うのが医療であるため、患者の安全を確保するには個人の努力や修練のみでは達成できない。医療行為を実施する際には「なぜ・どうして行うのか」「行うことによってどうなる可能性があるのか」ということを、良い効果・悪い効果ともに考え予見し、患者の安全保持のために広く周りを見渡して柔軟にアプローチする研究に取り組む。
  2. 多職種教育
    殆どすべての医療は多職種によるチームで実施されていて、チームを構成するそれぞれの職種が共通の情報と目標を持っていないと医療に不具合が生じてしまう。患者への有効なチームパフォーマンスが行いうる環境を作るための研究を行う。
  3. 有害事象のメカニズム分析と抑止
    医療には不確実な要素が多くある。実際に病気や障害を抱えた人々を快方に導くはずの医療において, 両刃の剣のごとく患者に不具合をもたらす有害事象(医療事故)が発生する危険が潜んでいる。兵庫医科大学病院で生じた有害事象を分析し、病院の質の向上に貢献する。


自己評価・点検及び将来の展望
本講座はわが国でも注目されている分野であるため、本講座の受け持つ分野において国内外に発信できる研究の成果と人の育成に取り組みたい。



高橋 敬子 准教授
責任者| 高橋 敬子 (准教授)(兼務 兵庫医科大学病院 医療安全管理部部長、内科学講座 循環器内科冠疾患科)
TEL| 0798-45-6710
FAX| 0798-41-2841

兵庫医科大学 〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1番1号 TEL:0798-45-6111 (代)

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