医学部 - 講座紹介

解剖学(細胞生物部門)

専門部門(基礎医学系講座)

当教室は、城 勝哉初代教授により始まり、関 真前教授が継承し発展してきました。2015年より現体制となりました。
教育では医学教育の基本である解剖学教育の一端を担っています。器官・臓器の発生、循環器、呼吸器、泌尿生殖器、内分泌、感覚器、中枢神経系の解剖の講義を担当し、解剖系の実習を解剖学神経科学部門とともに担当しています。一年次の後期より始まる解剖系の実習では、人の尊厳を尊重することも含めて伝えるよう努めています。 研究は解剖学的、組織学的な手法を用いて自律神経系を含めて神経系の生体の調節機構を解明することを目標にしています。主題の1つは神経系の発生過程、および、神経系の発達過程の解明です。発生・発達過程の知識の積み重ねが神経系の機能解明につながり、将来的には神経系の再生に向けた知識を得ることが出来ると考え、研究を遂行しています。
また、病態時の自律神経系の役割を明らかにすることを目的に自律神経系の臓器機能調節機構の解明を目指しています。さらに、視床下部下垂体系の生体の調節機構の解明を通じ、病気の治療に結びつく知見を得ることを目標に研究を行っています。
研究医コース生を含めた学部学生が感覚受容器を対象とした研究や神経系の研究を行い一部の学生は論文を発表しています。今後は、研究教育における学生の支援を積極的に行うとともに、新たな研究手法を積極的に取り入れ、研究の進展を図ります。

講座情報

主任教授
八木 秀司
准教授
前田 誠司
TEL
0798-45-6484
FAX
0798-45-6485
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