卒業生インタビュー

卒業生インタビュー

School of Medicine

 江川 可純さん
未知の領域に光を当て、
社会に貢献する創薬の礎となる。

兵庫医科⼤学 勤務
医学部 医学科 2020年卒業

医師江川 可純さん

第2学年次の基礎研究配属実習でアルコールが血小板の血栓化を防ぐ作用について研究し、研究テーマや研究プロセスに興味を持ち研究医コースに進みました。現在は血小板を検体にポリフェノールの抗血栓作用を研究しており、私たちの研究が基礎となって、血栓性疾患の予防薬の創薬につながることが期待されます。学生時代「この研究に関しては自分が一番詳しいと自信を持てるようになりなさい」と指導され、小さな疑問や知っているつもりでも説明できないことを残さず調べるようになりました。学びの繰り返しは、まだ誰も検討していない領域にたどり着いたり、新しい研究成果を生み出すことにもなります。こうして未知を解明することが、研究者として何よりのやりがいです。

卒業生インタビュー

School of Pharmacy

尼子 慎太さん
薬剤師と書店員のマルチタスク。
仕事の可能性は無限大です。

有限会社フレンド ページ薬局 勤務
薬学部 医療薬学科 2015年卒業

薬剤師尼子 慎太さん

待合室に書店を併設したユニークな調剤薬局で働いています。薬剤師の仕事と並行して、本棚の選書や売り場作りを担当。2 02 4年には私が推薦した本が本屋大賞「超発掘本!」に選ばれました。東京で著者の先生と一緒にスピーチしたことは、夢のような体験でした。多くの書籍に触れることで、医学とは異なる角度から病気を抱える人への気付きを得るなど、薬剤師としての視野も広がりました。忙しいですが、とても充実しています。

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School of Nursing

上田 梨奈さん
言葉にできない変化を読み取り
成長と回復を見守りたい。

兵庫県立こども病院 勤務
看護学部 看護学科 2016年卒業

看護師上田 梨奈さん

小学生の頃に入院し不安な気持ちを支えてもらった経験から、自分も子どもを見守る看護師になろうと決意しました。子どもの看護では言葉によるコミュニケーション以外にも、表情や行動から変化を読み取る観察力が求められます。長期入院の子どもも多いため、成長・発達や手術を乗り越えて回復していく姿を目の当たりにできるのがやりがいです。

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School of Rehabilitation

尾崎 圭一さん
楽しみをもって仕事をすれば、
患者さんに伝わる、自分も向上する。

パナソニック健康保険組合 松下記念病院 勤務
リハビリテーション学部 理学療法学科 2011年卒業

理学療法士尾崎 圭一さん

総合病院のリハビリテーションには、日常生活への復帰、スポーツ復帰など、さまざまな目標を持つ患者さんが来られます。適切なサポートのためには日々の研鑽が欠かせません。私のモットーは「楽しみをもって仕事に取り組む」。それは患者さんのためでもあり、自分を向上させる原動力でもあります。後進を育成する立場になり、彼らが楽しんで働ける職場づくりにも注力したいと思っています。

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School of Rehabilitation

山口 こころさん
地域ぐるみで連携の輪をつなぎ
「できた!」をともに喜びたい。

放課後等デイサービス ぴすかぴすか JR尼崎駅前店 勤務
リハビリテーション学部 作業療法学科 2019年卒業

作業療法⼠山口 こころさん

主に発達障がいがある子どもたちに、QOLの向上や身辺自立をめざして療育を行っています。ご家庭や学校でどのように過ごしているか、何に困っているかといったそれぞれの場面での情報が大切なので、各所との連携は常に密にしています。子どもの「できた!」という喜びを本人、ご家族、学校の先生などと共有できたときにやりがいを感じます。行政や他の福祉施設とも広く連携し、子どもたちを支援していきたいです。



       ※掲載内容は取材時のものです