卒業生インタビュー

卒業生インタビュー

School of Medicine

 江川 可純さん
未知の領域に光を当て、
社会に貢献する創薬の礎となる。

兵庫医科⼤学 勤務
医学部 医学科 2020年卒業

医師江川 可純さん

第2学年次の基礎研究配属実習でアルコールが血小板の血栓化を防ぐ作用について研究し、研究テーマや研究プロセスに興味を持ち研究医コースに進みました。現在は血小板を検体にポリフェノールの抗血栓作用を研究しており、私たちの研究が基礎となって、血栓性疾患の予防薬の創薬につながることが期待されます。学生時代「この研究に関しては自分が一番詳しいと自信を持てるようになりなさい」と指導され、小さな疑問や知っているつもりでも説明できないことを残さず調べるようになりました。学びの繰り返しは、まだ誰も検討していない領域にたどり着いたり、新しい研究成果を生み出すことにもなります。こうして未知を解明することが、研究者として何よりのやりがいです。

卒業生インタビュー

School of Pharmacy

●●●●●さん
資格取得、研究にも取り組み
すべての力で患者さんを支えたい。

地方独立行政法人 神戸市民病院機構
神戸市立医療センター中央市民病院 勤務
薬学部 医療薬学科 2018年卒業

薬剤師山岡 健太さん

実務実習の際に副作用で苦しむがん患者さんをサポートする指導薬剤師の姿を見て、目の前の患者さんに自分の能力を還元したいと思い、病院薬剤師になろうと決意しました。現在はがん薬物療法認定薬剤師の資格を取得しており、抗がん剤治療を受ける患者さんへ支持療法などを提案することで、副作用の早期発見とQOLの向上に役立てています。また大学院で抗がん剤の副作用に関する研究にも携わり、より知識を深めて患者さんに還元できるよう努めています。

卒業生インタビュー

School of Nursing

●●●●●さん
言葉にできない変化を読み取り
成長と回復を見守りたい。

兵庫県立こども病院 勤務
看護学部 看護学科 2016年卒業

看護師上田 梨奈さん

小学生の頃に入院し不安な気持ちを支えてもらった経験から、自分も子どもを見守る看護師になろうと決意しました。子どもの看護では言葉によるコミュニケーション以外にも、表情や行動から変化を読み取る観察力が求められます。長期入院の子どもも多いため、成長・発達や手術を乗り越えて回復していく姿を目の当たりにできるのがやりがいです。

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School of Rehabilitation

●●●●●さん
大学での学びを生かし、
多職種連携で急性期の患者さんに寄り添う。

独立行政法人 労働者健康安全機構
関西ろうさい病院 勤務
リハビリテーション学部 理学療法学科 2019年卒業

理学療法士永井 健彬さん

幅広い領域の経験を積みたいと考え、さまざまな疾患に触れる機会がある急性期病院に入職しました。数年で整形外科や脳神経外科、内科、外科と経験し、思い描いていたキャリアを積めています。急性期はリハビリ中に容体が変わるリスクがあるため、注意点を看護師に確認したり、運動強度について医師と相談するなど、多職種間の意思疎通が重要。多職種連携教育で他学部と関わった経験は、臨床現場でのスムーズな連携につながっていると思います。

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School of Rehabilitation

●●●●●さん
地域ぐるみで連携の輪をつなぎ
「できた!」をともに喜びたい。

放課後等デイサービス ぴすかぴすか 勤務
リハビリテーション学部 作業療法学科 2019年卒業

作業療法⼠山口 こころさん

主に発達障がいがある子どもたちに、QOLの向上や身辺自立をめざして療育を行っています。ご家庭や学校でどのように過ごしているか、何に困っているかといったそれぞれの場面での情報が大切なので、各所との連携は常に密にしています。子どもの「できた!」という喜びを本人、ご家族、学校の先生などと共有できたときにやりがいを感じます。行政や他の福祉施設とも広く連携し、子どもたちを支援していきたいです。



       ※掲載内容は取材時のものです