兵庫医科大学 呼吸器内科(兵庫医科大学病院 呼吸器内科)

臨床研究

兵庫医科大学呼吸器内科 臨床研究の紹介

当科は、呼吸器領域の新しい治療開発に積極的に取り組んでおり、なかでも悪性胸膜中皮腫や肺癌などの胸部悪性腫瘍領域における様々な臨床試験に参加・実施しています。

本学には阪神エリアから非常に多くの患者様に来院いただいていますので、その豊富な経験を生かして、単施設の臨床試験だけでなく、関西臨床癌研究会(KCOG)、阪神がん研究グループ、西日本癌研究機構(WJOG)、日本・多国間臨床試験機構(JMTO)、北東日本研究機構(NEJSG)、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)等の大規模な臨床試験グループが実施している臨床試験(主にPhaseII~III)にも多くのデータを提供し、胸部悪性腫瘍治療におけるエビデンス構築に貢献しています。また、単に臨床試験に参加するだけでなく、積極的に臨床試験を発案・実施・とりまとめ等を行うことで全国規模の臨床試験グループにおいてもauthorshipをとり、呼吸器疾患・癌診療の治療開発に重要な役割を果たしています。さらに、Phase I~PhaseIIIの様々な治験にも参加し、全国規模だけでなくグローバル規模の治療開発にも積極的に取り組んでいます。これらによりエビデンスの発信だけでなく、薬剤承認前の早い段階で兵庫医科大学病院として新規薬剤の使用経験を十分に積む事ができ、これが薬剤承認時点での専門的で安全な医療を提供することにつながり、大学病院としての使命を果たすことに貢献しています。

またエビデンスの構築だけでなく、これらの臨床的研究のプロセスを通じて、臨床的疑問を解決しエビデンスを構築する方法の教育にもつながっています。これにより初期研修医、後期研修医等の日々の臨床にもより深い思考と問題解決を行う視点を持つことができ、未来のより質の高い医療を提供することにつながっています。

今後もこれらの臨床研究を積極的に推進し、呼吸器疾患のエビデンスを構築に貢献するとともに、阪神エリアの患者様に最適で最先端の医療を提供し続けることを目指します。

倫理指針に基づく研究情報の公開

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