免疫関連有害事象の克服

by Author NameMay 23, 2022

免疫チェックポイント阻害薬(ICB)は免疫抑制状態を解除して強力な抗腫瘍効果を示します。その一方で、自己免疫様の免疫関連有害事象(irAE)が克服するべき課題として残されています。本研究では irAEの克服を目的として、irAE解析に必要なマウスモデルの開発やサイトカインによる正常組織の保護作用に注目した研究に取り組みます。

また臨床薬学的な観点から、日常診療で使用される薬剤の併用がICBによるがん治療におけるirAEの発現に与える影響について解析しています(兵庫医科大学呼吸器内科との共同研究)。

研究情報の公開):併用薬が胸部悪性腫瘍の免疫チェックポイント治療における免疫関連有害事象に及ぼす影響の後ろ向き観察研究