学校法人 兵庫医科大学
【国内初*】AIシステム「Eureka α」を使用した手術に成功
診療
兵庫医科大学病院(病院長:池内 浩基、兵庫県西宮市)上部消化管外科の篠原 尚主任教授は2024年7月3日に、医師の視覚支援を行う外科手術視覚支援プログラム「Eureka α」を使用して手術を実施し、国内で初めて*成功しました。このシステムの特徴である、疎性結合組織(*1)の位置や領域を自動認識する機能に加え、開発段階にある神経や臓器といったさまざまな構造を自動的に認識できる機能が追加されることで、更にその価値が高まることが見込まれ、臨床現場における今後の効果に期待が高まっています。
*:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開する令和5年度までに承認されたの品目一覧及び令和6年度の承認医療機器をアナウト株式会社が確認する限りの情報に基づく(2024年7月18日時点)
【「Eureka α(ユーリカアルファ)」とは】
「Eureka α」は、アナウト株式会社(本社所在地:東京都港区)が開発した、手術中リアルタイムに疎性結合組織の位置や領域を推定し、強調表示することで医師の視覚認識を支援するプログラム医療機器です。2024年4月12日に厚生労働省より製造販売承認を受けており、今回の実績等を踏まえて7月17日より販売を開始しています。
用語解説
*1 疎性結合組織:臓器と臓器の間に存在する細い線維構造物
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