お知らせ

【授業紹介第4弾】 作業療法学科「認知系作業療法治療学」(第3学年次)

トピックス

【授業紹介第4弾】 リハビリテーション学部作業療法学科 「認知系作業療法治療学」!

本学のリハビリテーション学部には、理学療法学科と作業療法学科があります。理学療法は何となく分かるけれど、作業療法って?と思われる方は多いのではないでしょうか。
理学療法では筋力、関節の動き、立つ、歩くなどの練習を主にしています。では、立ったり、歩けるようになれば、実際の生活に戻った時に問題なく生活していけるでしょうか?実はできないんです!
「立つ」ことに意識が集中すると、立ちながら別の動作を行った途端よろけたりすることがあるのです。それはなぜか?「立つぞ!」と思っている時は「立つ」ことだけ一生懸命頑張っているのですが、別の動作を行うと意識が「立つ」ことから離れて、別の動作に意識が向くことでよろけてしまうのです。身体がまだ思うように動かない患者さんが「〇をしながら△をする」のはとても難しいことなのです。
そこで作業療法士の出番!作業療法では「〇をしながら△をする」という練習を行い、患者さんが実際の生活に戻った時に生活していけるよう支援していきます。

「認知系作業療法治療学」では、中枢神経系の損傷に起因する障害を抱える人が持つ困難を理解し、対処するという作業療法士の重要な役割の基礎を学習していきます。
中枢神経疾患、認知機能障害を主とする身体障害領域の作業療法の経験を有する教員が、その経験から、教科書的知識に加えて、臨床の実際を示しながら講義します。本学には経験豊富な講師陣が数多くいますので、より実践的な知識が身に付きますよ!