特定診療科医師養成奨学制度についてのQ&A

Q1. 特定診療科医師養成奨学制度を希望する場合どうすればよいですか?

A . 2026年度入試よりエキスパート養成入試(総合型選抜)の合格者が対象となります。出願資格や試験期日については下記を確認してください。

Q2. 特定診療科医師養成奨学資金とはどんなものですか?

A . 現在、様々な要因で特定の診療科医師が減少しており、大学病院といえどもそれら医師を十分に確保できない状況になりつつあります。地域の中核病院として十分な機能を果たすため、また地域医療に医師を派遣するに足る体制を整えるため次善の策としてそれら診療科を志望する学生の就学を支援するものです。

Q3.特定診療科とは具体的にどの診療科ですか?

A.2026年度は「外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科)」、「救急科」を志望する者を募集します。
対象診療科は毎年決定されます。

Q4.出願または入学時に診療科を決める必要がありますか?

A.出願時および入学時に「外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科)」、「救急科」のどちらかを志望していることが条件ですが、「外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科)」または「救急科」のどの診療科で勤務するかは卒業時に選択することができます。

Q5.奨学金はいくらで、いつ支給されますか?

A.年間285万円で後期学費に充当されます。生活費などに充当することはできません。

Q6.奨学金貸与者となった場合、入学手続時の納付金は減額されますか?

A.入学手続時の納付金は前期学費相当分ですので減額されることはありません。

Q7. 奨学金を受けるにはどうすればいいですか?

A.エキスパート養成入試(総合型選抜)にて出願し、合格した場合に受けることができます。

Q8.応募資格を教えてください。

A.本学エキスパート養成入試(総合型選抜)の出願資格と同じです。募集する診療科を強く志望する方の応募を望みます。

Q9.奨学金の返済が免除される場合を教えてください。

A. 卒業後通算して5年間、定められた診療科の医師として勤務すれば全額返済免除となります。

Q10.選考試験はどのようなものですか?

A.エキスパート養成入試(総合型選抜)で選抜します。

Q11.他の勤務義務のある奨学金と併用できますか?

A.本学の他の勤務義務のある奨学金とはできません。この奨学金を受けるにはエキスパート養成入試(総合型選抜)に合格する必要があります。エキスパート養成入試は専願制の試験となります。

Q12.奨学金の貸与を受けた場合、特別補習の受講などの義務はありますか?

A.特別な義務はありません。希望すれば志望診療科の先生方に指導を受けることは可能です。

Q13.病気などで休学した場合、奨学金は貸与されますか?

A.奨学金は学費に充当することになっていますので、休学した場合は支給されません。

Q14.所定の勤務(5年間)を終えた後はどうなりますか?

A.基本的に自由ですが、できれば本学医師・教員として活躍して欲しいと願っています。

Q15.女性の場合、出産などに関する配慮はしてもらえますか?

A.産前産後休暇については、所定就業期間(5年間)に含みます。ただし、育児休業期間は除外されます。

Q16.卒業後、大学院に進学することは可能ですか?

A.進学できます。その場合、修学中は所定就業期間には含まれませんので、大学院修了後に就業していただくことになります。ただし、本学医師として業務に従事しながら大学院夜間過程で修学する場合は通算就業期間に含まれます。

Q17.貸与実績はありますか?

A.2025年度は、「外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科)」、「小児科」・「産科婦人科」、「麻酔科・疼痛制御科」・「救急科」で計64名の応募があり、「小児科」・「産科婦人科」志望学生1名、「麻酔科・疼痛制御科」・「救急科」志望学生1名が入学しました。
※2026年度は「外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科)」・「救急科」より3名以内の募集となります。