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疼痛や掻痒に対する薬効評価と 鎮痛・鎮掻の神経生理機構の解明

関連疾患・研究領域 神経障害性疼痛などの各種痛み・アトピー性皮膚炎等の痒み
所属部署名
兵庫医科大学
生理学 神経生理部門
研究代表者 古江 秀昌
研究実施者
(研究内容照会先)
古江 秀昌、古賀 浩平
検索キーワード 痛み、痒み、中枢性疾患

研究概要

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当部門が以前から開発したin vivoパッチクランプ法は、病態モデルや遺伝子操作動物における行動異常の成因などを単一ニューロンやシナプスレベルで機能解析する上で極めて有用な手法です。

行動解析と同様の生理的な刺激によって誘起されるシナプス応答を捉え、その振幅や発生頻度などの定量解析、全身や局所に投与する薬物の作用解析,光遺伝学などで神経核を賦活化した時の神経回路の挙動をリアルタイムで記録・解析ができます。

特にブラインド法と呼ばれるパッチクランプ法は、記録細胞を視認する必要がないため、組織表面のみならず深部に位置する神経核やミエリンが発達し可視化が困難な成熟した動物、作製に日数を要するモデル動物を対象にできるなどの長所があります。

薬効評価を明確に、且つ標的の探索に有用で、行動薬理学、スライス標本を用いた解析などを組み合わせた統合的な研究により、鎮痛や鎮痒の作用機構を明確にします。前帯状回など情動的な神経機構の解明も研究テーマとなります。

詳細は論文や当部門のホームページを参照ください。

科学的アピールポイント(独創性・進歩性・新規性等)

In vivo標本からリアルタイムで神経活動やシナプス応答を記録します。薬物を静脈から全身や局所に作用でき、行動薬理学実験の作用機構の詳細を明確にします。情動的な側面も神経応答として定量化します。

主公表論文

  1. Funai Y, Pickering AE, Uta D, Nishikawa K, Mori T, Asada A, Imoto K and Furue H. Systemic dexmedetomidine augments inhibitory synaptic transmission in the superficial dorsal horn through activation of descending noradrenergic control: an in vivo patch-clamp analysis of analgesic mechanisms. Pain 155(3): 617-628, 2014
  2. 古江秀昌. 下行性制御機構:セロトニン系、ノルアドレナリン系. 日本医師会雑誌 143特別号(1): 42-43, 2014
  3. Furue H. In vivo patch-calmp recording technique. In: Patch Clamp Techniques: From Beginning to Advanced Protocols. (Springer Protocols Handbooks), Springer-Verlag, pp.171-182, 2012
  4. 古江秀昌.In vivo ブラインドパッチ法.In:最新パッチクランプ実験技術法 吉岡書店(岡田泰伸編) pp.115-120,2011
  5. Furue H, Katafuchi T, Yoshimura M. In vivo patch. In:Patch-Clamp Analysis: Advanced Technique,Second Edition (Eds. Wolfgang Walz) The Humana Press Inc pp.229-251, 2007
  6. 古江秀昌、園畑素樹、吉村 恵.マウスおよびラット脊髄後角細胞からのin vivoパッチクランプ記録法. 日本生理学雑誌  65(10):315-321, 2003
  7. Furue H, Narikawa K, Kumamoto E and Yoshimura M. Responsiveness of rat substantia gelatinosa neurons to mechanical but not thermal stimuli revealed by in vivo patch-clamp recording. Journal of Physiology(London) 521:529-535, 1999

研究成果の活用・実用化(提案)

新薬の創製

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