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「第116回日本精神神経学会学術総会 優秀発表賞」を受賞(精神科神経科学 本山美久仁特別研究生)

2020年10月22日、精神科神経科学の本山美久仁特別研究生が「第116回日本精神神経学会学術総会 優秀発表賞」を受賞しました。

受賞した研究の詳細は下記をご覧ください。

吉川病院助手(左)と松井教授(右)
受賞した本山美久仁特別研究生

授与団体名

公益社団法人 日本精神神経学会

受賞演題

「岡山県美作市における社会的および職業的機能低下者の疫学調査:第1報 ―うつ、摂食障害、不眠、アルコール―」

概要

岡山県美作市の20~65歳の住民1万3,220人に対し、社会的および職業的機能低下者の疫学調査を実施。
(一次調査:うつ病、摂食障害、不眠、アルコールについて調査をし、結果を報告)

研究手法と成果

【手法】
2018年11月から2019年3月にかけての5カ月間、「岡山県美作市の20~65歳の住民1万3,220人」を対象に健康に関する疫学調査を実施した。具体的な調査項目は「他者との交流などの社会的機能」「うつや不安を評価するPHQ-4」「摂食行動を評価するSCOFF」「睡眠状態を評価するアテネ不眠尺度」「飲酒状況を評価するAUDIT-C 」である。

【成果】
うつ病、摂食障害、不眠の調査では、「うつ病の疑い(10.7%)」「PHQ-4が9点以上の重症者(4.8%)」「摂食障害の疑い(14.4%)」「神経性やせ症の疑い(0.4%)」「神経性過食症の疑い(2.5%)」「不眠症の疑い(29.8%)」「不眠の疑い(20.3%)」「医療介入が必要(8.2%)」であった。
また、アルコールについて男女別に調査をした結果、問題飲酒の疑いがある割合は「男性(32.3%)・女性(15.6%)」、生活習慣病のリスクを高める飲酒を行っている割合は「 男性(25.6%)・女性(13.3%)」であった。

考察

うつ病、摂食障害、睡眠障害を疑われる割合は、これまでの全国調査と概ね同様の傾向であったが、アルコール使用問題は疑われる割合が多かった。美作市では、危険な飲酒や有害な飲酒など、「アルコール使用に関連する問題を抱えている」と考えられる住民の割合が多い。近年、全国的に問題飲酒が増加傾向にあるのか、地域差によるものかは不明である。これらの結果を基にした「社会福祉への介入」を検討する必要がある。背景因子については今後さらに詳細な解析を行っていく。

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