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「日本脳神経血管内治療学会 令和元年優秀応募論文賞 金賞」を受賞(脳神経外科学 講師 内田 和孝)

2019年11月22日、福岡県で開催された第35回日本脳神経血管内治療学会学術総会にて、兵庫医科大学 脳神経外科学の内田 和孝講師が「日本脳神経血管内治療学会 令和元年優秀応募論文賞 金賞」を受賞しました。2018年にStroke誌に掲載された論文「Clinical Prediction Rules to Classify Types of Stroke at Prehospital Stage Japan Urgent Stroke Triage (JUST) score」が評価されたことが今回の受賞につながりました。

令和元年優秀応募論文賞金賞を受賞した内田講師
   令和元年優秀応募論文賞金賞を受賞した内田講師(左)

授与団体名

日本脳神経血管内治療学会

概要

Clinical Prediction Rules to Classify Types of Stroke at Prehospital Stage Japan Urgent Stroke Triage (JUST) score
(病院前脳卒中病型分類スコアの開発)

研究の背景

超急性期脳梗塞に対する血栓回収療法の効果が証明されたが、未だ多くの患者はその恩恵にあずかれない。脳卒中が疑われる救急患者に対して、搬送先病院を決定する前に病型(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)を予測することができれば、病型に対して適切な治療を提供できる施設に直接搬送するシステムの構築が可能となると考えた。

研究手法と成果

【手法】
2015年6月1日から2016年3月まで当施設および関連施設に救急搬入された1,229例、男性681名、平均年齢70歳を後ろ向きに調査し、脳卒中、脳主幹動脈閉塞症、脳出血、くも膜下出血の多変量ロジスティック回帰モデルを構築し、各タイプの臨床予測式を作成した。 2016年8月から2017年7月まで、そのスコア(JUST score)を現場の救急隊員に、モバイルアプリケーションを使用して入力してもらい、 連続した患者で臨床予測式を前向きに検証した。

【成果】
後ろ向きの調査では、脳卒中が533例、脳主幹動脈閉塞症が104例、脳出血が169 例、くも膜下出血が57例であり、Area under the receiver operating curve (AUC)は脳卒中で0.88、脳主幹動脈閉塞症で0.92、脳出血で0.85、くも膜下出血で0.89であった。前向きにスコアを評価した症例は1007例で、男性567名、平均年齢72歳であった。脳卒中が617例、脳主幹動脈閉塞症が131例、脳出血が183例、くも膜下出血が50例で、AUCは脳卒中で0.80、脳主幹動脈閉塞症で0.85、脳出血で0.77、くも膜下出血で0.94であった。

今後の課題

評価項目数を現実、AIの導入、スコアの普及

研究費等の出処

兵庫医科大学 大学院学生研究助成

掲載誌

Stroke 49巻8号 1820-1827頁2018年

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