受賞
第13回 日本認知症予防学会「浦上賞」を受賞(ソーシャルワーカー 木村 亜紀子)
認知症疾患医療センターのソーシャルワーカー 木村 亜紀子が、第13回 日本認知症予防学会学術集会で「浦上賞」を受賞しました。浦上賞は一般演題発表の中から特に優秀な発表に対して授与されます。

受賞論題
MCIと診断された人の受診に至るまでのプロセスの可視化
研究の概要
認知症疾患医療センターでは、MCI(軽度認知障害)は最も多い診断結果である。しかし、診断後に適切な予防行動や定期受診に繋がらず、認知症が進行してから再受診となるケースが多く発生している。このことから、診断後にどのような支援が有効であるかを検討するため、MCIと診断された方の受診に至るまでの過程や診断後の心理的変容を明らかにすることを目的とした。兵庫県内のセンター相談員を対象にインタビュー調査を実施し、事例研究法で分析をおこなった。受診に至るまでのプロセスをモデル図として表し、前向きな受診になるための支援の糸口を見出した。今後、診断時の状況や受診後の様子などについても明らかにし、診断後支援のあり方を追求していく。