受賞

医療科学研究科の研究グループが「日本腎臓リハビリテーション学会学術集会」で奨励賞を受賞

2023年3月18日(土)~19日(日)にかけて開催された「第13回 日本腎臓リハビリテーション学会学術集会」にて、本学 大学院医療科学研究科 2年次の今井 裕人、同研究科 教授 玉木彰、講師 松沢良太らの研究グループが研究発表をおこない、奨励賞を受賞しました。

■受賞演題■ 血液透析患者におけるサルコペニアと死亡リスクの年齢依存的な関連:多施設共同前向きコホート研究

■授与団体■ 一般社団法人 日本腎臓リハビリテーション学会

研究概要

本研究は、東京都・神奈川県・兵庫県の3施設から集められた血液透析患者を対象に、サルコペニア罹患と死亡リスクとの関連を年齢層別に解析しています。その結果、「血液透析患者の高齢化に伴いサルコペニア罹患と死亡リスクとの関連性が減弱すること」を明らかにし、加えて高齢患者においては「栄養状態の低下こそが死亡リスク上昇と強く関連すること」を明らかにしています。

受賞コメント

大学院医療科学研究科 2年次
病態運動学分野(内部障害)
今井 裕人

この度、学会奨励賞をいただくことができて大変嬉しく思います。
現在、本研究の内容を医学英語雑誌に投稿中です。今後は、サルコペニアと低栄養を是正するための介入方法を模索し、血液透析患者に対する実践的かつ効果的な治療介入法を確立できればと考えています。
本研究の実施にあたり、ご指導、ご鞭撻を賜りました本学 大学院医療科学研究科の玉木彰教授、松沢良太講師、勝野朋幸教授、関西医科大学の宮本俊朗准教授に心よりお礼申し上げます。

研究費等の出処

JSPS KAKENHI(若手研究:松沢 良太)
兵庫医科大学大学院教育経費