受賞

第66回日本リウマチ学会総会・学術集会で秀逸ポスター賞を受賞(糖尿病内分泌・免疫内科学 准教授 東直人)

2022年4月25日、糖尿病内分泌・免疫内科学の東直人准教授が「第66回日本リウマチ学会総会・学術集会秀逸ポスター賞」を受賞しました。

受賞した研究の詳細は下記をご覧ください。

受賞した東直人准教授

授与団体名

日本リウマチ学会

受賞演題

シェーグレン症候群のドライマウスに対する重曹うがいの使用感:唾液緩衝能を考慮したセルフケア

概要

シェーグレン症候群患者を対象として、重曹うがいの使用感や使用後のドライマウスに関する自覚症状の変化などを調査した。

研究手法と成果

【研究手法】
重曹うがい(食用として市販されている重曹を用いて患者が作成した自家製重曹水による)を行ったシェーグレン症候群患者27人を対象に、使用状況や自覚症状の変化などについてアンケート調査を行った。ドライマウスに対する薬物治療や日常生活上の対策は従来通り継続した。

【成果】
使用感は「とても良い」または「良い」が20人(74.1%)であった。ドライマウス症状が軽減した者が18人(66.7%)いた。良かった点として、「口の中がスッキリする」が最も多く(14人; 51.9%)、次に「ネバつきが軽くなる」(8人; 29.6%)が多かった、使用中著明なトラブルはなく、「今後もしようと思う」が20人(74.1%)と多かった。これらより重曹うがいはシェーグレン症候群患者で損なわれる唾液緩衝作用を補い、ドライマウス症状を軽減させることができるセルフケア方法と考えられた。

今後の課題

客観的指標を加えたより多くの患者での評価が必要と考える。