概要

(以下、厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度の概要」より抜粋)
2025年に向けて、さらなる在宅医療等の推進を図っていくためには、個別に熟練した看護師のみでは足りず、医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により、一定の診療の補助(例えば脱水時の点滴(脱水の程度の判断と輸液による補正)など)を行う看護師を養成し、確保していく必要があります。このため、その行為を特定し、手順書によりそれを実施する場合の研修制度を創設し、その内容を標準化することにより、今後の在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成していくことが、本制度創設の目的です。

教育目的

特定行為に係る看護師の研修制度の目的である、手順書により一定の診療の補助を行うといった高度かつ専門的な知識と技術をもち、チーム医療のキーパーソンとなる看護師を養成する。

教育目標

  1. 看護の視点に加えて、医学の視点から患者の疾患・症状を理解し、今後の医療を支える高度かつ専門的な知識と技能を身につけることができる。
  2. 患者の状態を見極め、タイムリーな対応ができ、チーム医療のキーパーソンの一人としての役割を果たすことができる。
  3. 看護に必要な医学的知識や、特定行為を活かした看護実践をもとに、看護の質の広がりに貢献できる能力を養う。