お知らせ
「2021年度 兵庫医科大学 学位授与式」(第45回卒業式)を挙行

2022年3月3日、「2021年度 兵庫医科大学 学位授与式」(第45回卒業式)を執り行いました。今回も昨年度同様に、新型コロナウイルス感染症拡大を防止する観点から、参列者人数の制限やマスク着用の徹底のほか、校歌も斉唱はせずに音源のみを流すなど、学生およびご家族の方々の健康と安全に配慮したうえで実施となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、実習の中止や数多くのカリキュラムの変更、部活動の活動停止など、最後の学生生活で様々な制限を余儀なくされた108名の卒業生。変化や不安の多い中でも真摯に勉学に励んだ結果、無事に卒業の日を迎え、野口学長から卒業証書を授与された後、「近い将来、皆さんが立派な医師になり、医療に貢献し、医学界で活躍している姿をぜひ見せてください」と激励の言葉がかけられました。
また、創設者の森村茂樹先生にちなんだ「森村賞」や「学生会活動功労賞」の表彰が行われ、45期生の功績が称えられました。
卒業式の後は、恒例行事である記念樹の植樹も行なわれ、卒業生にとって忘れられない1日となりました。
学長式辞(一部抜粋)

振り返れば今から6年前、私が学長となって最初の大仕事が、皆さんを前にしての入学式でした。5年ほど前には一緒に実習を行った皆さんが、今日晴れて卒業の日を迎えられることは、私にとっても大変感慨深いです。
皆さんの中には4月から兵庫医科大学病院で働く方も多くいらっしゃいますが、外の病院で初期研修をされる皆さんも、ぜひいつの日か母校に帰って来てください。近い将来、立派な医師となった皆さんに会えること、そして一緒に働けることが私にとって何よりの喜びです。皆さんがこれから医療現場で挫折を味わった時、救いを求める組織として真っ先にこの母校が浮かぶよう、医療機関として、大学として、同窓会組織としての価値を高め、卒業生の皆さんとの交流をはかっていきたいと思います。
心より、ご卒業おめでとうございます。
各受賞者
■森村賞:6年間を通じ、優秀な成績をもって卒業する学生に贈る賞

三瀬 晴紀さん
「勉学など何事も限界を決めず取り組んだ結果、このような賞をいただいたと思っています。今後は日本国内だけにとどまらず、国際的にも活躍できる医師をめざしていきたいと思います」

宮﨑 貴弘さん
「すばらしい賞をいただけてうれしいです。今後は、患者さんの立場になって診療できる医師になりたいと思っています」
■学生会活動功労賞:6年間を通じ、学生会活動・課外活動等で顕著な成果を上げた学生に贈る賞

中嶋 淳美さん
「学生会活動を通じて、学内のさまざまな環境づくりに携わり、色々な人と接することの楽しさややりがいを感じることができました。これからは、地域のために尽くせる医療人をめざしていきたいと思います」

篠原 有紀子さん
「アーチェリー部の活動を通じて『人に与えることの大切さ』を学ぶことができました。今後は、クリニック開院をめざして、経営的なことも勉強し、患者さんに優しく接することができる医療人になりたいと思います」