お知らせ
【2025年4月】博士後期課程を設置~大学院 看護学研究科とリハビリテーション科学研究科
兵庫医科大学(兵庫県西宮市、学長:鈴木 敬一郎)は、大学院 看護学研究科およびリハビリテーション科学研究科の博士後期課程設置申請について、2024年8月29日付で文部科学省からの設置認可を受けました。両研究科の博士後期課程は、高度な専門性を持つ人材の育成を目指し、日本の医療保健福祉分野の発展に寄与することを目的として、2025年4月に開設を予定しています。
看護学研究科
設置の背景とねらい
日本の医療保健福祉分野においては、慢性疾患の増加や先端技術の導入が進む中で、ケアのパラダイムシフトが顕著に見られます。特に、長期介護の観点から社会生活を維持しながら疾病の予防と共存できるよう、多様かつ高度なケアの提供が求められています。しかし、高度な知識を持つ看護専門職の重要性が高まる一方で、看護系大学における教員不足が深刻な課題となっています。特に、京阪神地域では教員、特に博士号を持つ者の不足が続いており、教育者や研究者の育成も急務とされています。兵庫医科大学は、多職種連携教育や地域医療に対応できる看護専門職者の育成に力を入れており、卒後教育プログラムや臨床看護研究の支援を通じて、看護専門職者の実践力向上を目指していることから、博士後期課程を設置することで、これら看護実践能力に加えて、グローバルかつ学際的な視点を持つ人材の育成を目指します。
概要
名称 | 看護学研究科 看護学専攻 博士後期課程 |
入学定員(収容定員) | 2名(6名) |
修業年限 | 3年 |
学位 | 博士(看護学) |
設置場所 | 神戸キャンパス(神戸市中央区港島1丁目3番地6) |
※看護学研究科 博士後期課程設置に伴い、同専攻の修士課程は博士前期課程に変更し、博士課程における前期・後期課程として再編成いたします。
リハビリテーション科学研究科
設置の背景とねらい
日本の人口構成の変化に伴い、医療保健福祉分野では従来の治療中心のアプローチから、疾病予防や健康寿命の延伸を重視する新たな方向性が求められています。この変化に応じて、リハビリテーション領域では、疾病や障がいの治療に加え、予防や健康促進への対応が一層重視されています。そのため、リハビリテーション科学研究科に博士後期課程を設置し、高度な専門性を有する人材の育成を図り、地域社会のニーズに応じたリハビリテーション介入を科学的に探求することを目指しています。また、基礎研究、臨床研究、応用研究を通じてリハビリテーション科学の進展に寄与し、その成果を社会や教育に還元することを目的としています。
概要
名称 | リハビリテーション科学研究科 リハビリテーション科学専攻 博士後期課程 |
入学定員(収容定員) | 2名(6名) |
修業年限 | 3年 |
学位 | 博士(リハビリテーション科学) |
設置場所 | 神戸キャンパス(神戸市中央区港島1丁目3番地6) |