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薬学部 藤野研究室が和歌山信愛中学校・高等学校で放射線教育を実施

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2023年10月16日に薬学部の藤野秀樹教授、栄井修平助教と研究室に所属する学生たちが和歌山信愛中学校で実験教室を行いました。この実験教室では中学2年生の3クラス83名が参加し、放射線管理区域外でも使用できる市販試薬から放射線源を放出し、放射線測定機器を用いて推定する実験が行われました。生徒たちは実際に手を動かして実験を行うことで、放射線計測の方法や試薬の特性について理解を深めました。

また、11月6日には和歌山信愛高等学校で出前授業を行いました。この出前授業は看護医療コースに所属する2年生14名を対象として行われ、研究室の学生が自作した「“かるた”で学ぼう核医学診療!!」という教材を使用しました。生徒たちはかるたを通じてゲーム感覚で放射線治療(核医学診断)について学び、その重要性や役割について理解を深めました。
さらに福島第一原子力発電所のトリチウム処理水の発生メカニズムについて実演(カラー粘土を混ぜて、放射線による形質転換を再現)を交えた講義も研究室の学生が行いました。

これらの実験教室と出前授業を通じて、研究室の学生たちが考案・開発した教材を使用し、地域の中学生・高校生が早い段階から薬学や核医学についての興味や理解を深める機会を提供することができました。