「2022年度 兵庫医科大学 神戸キャンパス 学位授与式」を挙行

2023年3月15日、「2022年度 兵庫医科大学 神戸キャンパス（薬学部・薬学研究科／看護学部・看護学研究科／リハビリテーション学部・医療科学研究科） 学位授与式」を執り行いました。新型コロナウイルス感染症拡大を防止する観点から、参列者の人数制限を行う一方、卒業生については場面に応じてマスクを着脱する等、門出を祝う式典と感染症対策の両立を図る形で実施しました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、実習の中止や数多くのカリキュラムの変更、部活動の活動停止など、最後の学生生活で様々な制限を余儀なくされた293名の卒業生。変化や不安の多い中でも真摯に勉学に励んだ結果、無事に卒業の日を迎え、野口学長から学位記を授与された後、「近い将来、皆さんが立派な医療人になり、地域医療に貢献している姿をぜひ見せてください」と激励の言葉がかけられました。
また、創設者の森村茂樹先生にちなんだ「森村賞」など各賞の表彰が行われ、学生の功績が称えられました。

※西宮キャンパス医学部の卒業式につきましては、2023年3月2日に別途挙行されました。その模様は既にホームページにて掲載済みです。

振り返れば今から4年前または6年前に前身の兵庫医療大学の3学部に入学された皆さんが、晴れて卒業の日を迎えられることは、私にとっても大変感慨深く、喜ばしい気持ちです。

私事で恐縮ですが、2023年3月末日をもって、7年間の兵庫医科大学学長の職を退任しますが、最後の1年間は4学部全体の学長として、薬学部、看護学部、リハビリテーション学部の運営に関わってまいりました。薬学部97名、看護学部102名、リハビリテーション学部80名の皆さん全員が、近々発表される国家試験の発表において、医療職の資格を取得されることを心より願っています。

皆さんの中には4月から兵庫医科大学病院で働く方も多くいらっしゃいますが、外の病院で初期研修をされる皆さんも、ぜひいつの日か母校に帰って来てほしいです。兵庫医科大学各学部の素晴らしいスタッフが皆さんを待っています。近い将来、立派な医師となった皆さんに会えることが私にとって何よりの喜びです。

働き方改革が叫ばれている今日、自身の健康には特に気を付けつつ、自らを高める努力は絶対に必要です。薬剤師、看護師、助産師、保健師、理学療法士、作業療法士になった後も、医療人としての前向きの努力を、ぜひ継続してください。
これから必ず味わう医療現場での挫折を「自らを鍛える良い機会」と捉え、前向きに進んでほしいと思います。そして救いを求める組織として、真っ先に母校が皆さんの脳裏に浮かぶよう、大学として、同窓会組織としての価値を高め、卒業生の皆さんとの交流をはかっていきたいと思います。

心より、ご卒業おめでとうございます。