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献体
献体について
「献体」とは、医学教育・研究のためにご自身の遺体を無条件・無報酬で大学へ提供することを言います。
本学では、原則として生前に登録手続きを済ませておられる方のみ、献体いただいております。
献体登録の条件
以下の条件をすべて満たす方のみ、ご登録いただけます。
- 地 域
- 原則として、兵庫県在住の方
- 年 齢
- 20歳以上の方(上限はありません。)
- 同意者
- 親族2名の同意
献体登録の手順
- 兵庫医科大学 献体専用番号(0798-45-6165)にお電話いただき、登録希望の旨申し出てください。ご連絡先などを伺った後、申込書類一式を郵送でお送りします。
- 送付された資料の内容をよくご検討の上、ご家族としっかり話し合ってください。
- 献体登録申込書に記入・捺印の上、返信用封筒にて返送してください。
- 兵庫医科大学から「献体登録証」が届いたら、献体登録の手続は完了となります。
献体登録者ご逝去後の流れ
- 通夜・告別式の実施の有無等について、ご遺族で相談して決めてください。
- 兵庫医科大学 献体専用番号(0798-45-6165)に献体登録者ご逝去の旨をご連絡ください。
- ご遺体のお引き渡しまでに、以下の3点をご準備ください。
1.死亡診断書(コピー)
死亡診断書は医師が作成します。
死亡診断書と死亡届は一体になっていますので、役所に死亡届を届け出る前に、コピーを取っておいてください。
2.火葬許可証(原本)
役所に死亡届を届け出ると、引き換えに交付されます。
火葬場は「西宮市満池谷火葬場」と指定してください。
※「西宮市営火葬場」との記載でも可能です。
3.ご遺族代表となる方の印鑑
ご遺体のお引き渡しに際して署名・捺印をいただく書類がありますので、印鑑をご準備ください。
- ご遺族指定の日時・場所に搬送委託業者(阪神特殊自動車)がお迎えに上がります。
- ご遺体引き取りに際して必要な事務手続きを行います。
- 兵庫医科大学まで搬送後、必要な防腐処置を施してから、丁重に安置します。
- 解剖学実習にご遺体を供する際は、遺族代表の方へ文書にてお知らせします。
ご遺骨の返還について
- 解剖学実習終了後、西宮市満池谷火葬場にておひとりずつ丁重に火葬します。
- 遺族代表の方へご遺骨の返還に関する案内状を送付します。
- 調整した日時・場所にて、ご遺族へご遺骨ならびに埋火葬許可証を返還します。
- 永代供養をご希望の場合は、火葬後、大学にて一定期間安置させていただいた後、住吉霊園(神戸市東灘区)内の「兵庫医科大学篤志解剖体慰霊碑」に合葬させていただきます。
※ご遺体をお預かりしてから、ご遺骨をお返しするまでに、概ね1年半~3年程度の期間を要します。
解剖実習室の様子
兵庫医科大学の解剖実習室は、教育研究棟1階にあります。
医学を志す学生は、貴重な献体により人体構造の基礎を学ばせていただきます。
篤志解剖体慰霊祭の様子
兵庫医科大学では、医学の進歩発展のために献体された多くの尊い御霊に感謝を捧げるべく、毎年10月第3火曜日に無宗旨形式で「篤志解剖体慰霊祭」を執り行っています。
ご遺族・教職員・学生等が一堂に会し、御霊の安らかならんことをお祈りします。
慰霊顕彰碑の様子
兵庫医科大学 平成記念会館北側に「慰霊顕彰碑」があります。
兵庫医科大学に献体いただいたすべての方への感謝と鎮魂の思いが込められた碑です。
慰霊顕彰碑へお参りの際は、平成記念会館管理人にお声掛けください。
篤志解剖体慰霊碑の様子
神戸市東灘区の住吉霊園(さざんか地区)内に「兵庫医科大学 篤志解剖体慰霊碑」があります。
ご遺族が永代供養を希望された場合は、大学にてご遺骨を一定期間安置した後、こちらの慰霊碑へ合葬させていただきます。
篤志解剖体慰霊碑は、いつでもどなたでもお参りいただけます。
納骨式の様子
住吉霊園内にある「兵庫医科大学 篤志解剖体慰霊碑」にご遺骨を合葬する際は、仏式による法要を執り行います。
学長はじめ、解剖学教室所属の教員・技術員、事務職員等が参列し、合葬されたすべての御霊へ感謝と鎮魂の祈りを捧げます。
献体登録者及びご遺族の皆様へ
献体いただくに際してご心配に思われること、ご不明な点等がありましたら、献体担当(0798-45-6165)までお問い合わせください。
また、本学では献体登録者様や、ご家族様からの献体に対する思いやお考えについてのお手紙をお待ちしております。
ご送付いただける場合は、下記献体担当までお手紙をご郵送ください。
学生からの感謝の言葉につきましては、ごく一部とはなりますが、下記感想文をご一読いただければ幸いです。
献体に関するお問い合わせ先
兵庫医科大学 大学事務部 西宮教学課
献体担当