薬学部 - 研究室紹介
薬物治療学Ⅱ
病態・薬物治療学分野
循環器疾患は日本人の死因においてがんに次ぐ地位を占めています。その対策は喫緊の課題であり、2018年12月には「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が制定され、オールジャパン体制での取り組みが進められています。本研究室では、循環器疾患の最大の危険因子である高血圧、超高齢社会において激増している心不全とそれに伴う心腎貧血症候群のマネージメントについて、臨床及び基礎研究の両面からアプローチしています。薬学部の臨床薬理学研究室や医学部の循環器・腎透析内科学講座との共同研究で以下のテーマについて研究しています。
1.心腎貧血症候群(心不全、腎不全、貧血の3つが相互に悪影響を及ぼしあいながら悪化していく病態)の成因と治療に関する研究
2.循環器疾患患者のポリファーマシーに関する研究
3.高血圧患者における血圧変動性が臓器障害に及ぼす影響の検討
このような研究を通して、循環器病患者により良い医療ができるよう、日々努力しています。
研究室情報
- 教授
- 辻󠄀野 健