薬学部 - 研究室紹介
神経薬理学
薬理学分野
薬学部を志望する生徒の諸君の大半は、将来は薬剤師として活躍することを希望しているものと思います。薬剤師は「くすり」のエキスパートであると同時に「病気そのもの」や、「病気にかかった人たち(患者)」、そして「患者を取り巻く社会制度」についても十分に理解していることが期待されています。 → つまり、薬学で学ぶことは、これまで以上に拡大しています。
さらに、刻々と新たな医薬品が開発され、あるいは、使用されなくなっている医療現場では、知らなければいけない情報が毎日更新されています。 → つまり、学生時代に学んだ知識や技術だけでは、すぐに時代遅れになってしまいます。
薬剤師として働くからには一生涯勉強し続ける覚悟が必要となりますので、ぜひ兵庫医科大学で、私たちと一緒に、勉強する方法と習慣を身につけてください。
今後ますますの高齢化社会を迎える中、認知症や脳血管障害など中枢神経の関わる病態を解明し、それを克服していくことは大変重要なことです。そこでそれらに対処できるように薬物開発を通じて社会に貢献していきます。
研究テーマ
1. 薬物や医薬品がなぜ薬効を発現するのかを解明すること
2. 薬物や医薬品がなぜ副作用をもたらすのかを明らかにすること
3. 神経細胞が死ぬメガニズムを解き明かにすることで、神経難病や脳卒中などから神経細胞を守る方法や薬物を探り当てること
4. 治療法のない脳神経系の病気の原因を明らかにし、治癒方法を開発すること
5. グリア細胞を標的とした新規脳機能改善薬の開発すること
研究室情報
- 准教授
- 北中 純一
- 講師
- 田中 康一