薬学部 - 研究室紹介
生体防御学
生物系薬学分野
免疫学は医学・薬学の発展を支える学問分野のひとつです。生体防御学研究室では、免疫学の立場から、がんの克服にむけた基礎研究に取り組んでいます。免疫の不思議を読み解き、免疫の力を活用してがんや免疫病の新しい治療法の基盤を編み出すことが、私たちの研究上の夢であり目標です。
研究室では分子生物学や細胞生物学的な手法に加えて、個体レベルの動物実験を組み合わせ、実験を中心に研究に取り組みます。学内外との共同研究も積極的に進めています。現在の主な研究テーマは以下の通りです。
1 自然免疫シグナルによる抗腫瘍免疫チェックポイントの制御
2 悪性中皮腫癌幹細胞の制御機構と新しい治療法の開発
3 併用薬が免疫チェックポイント治療における免疫関連有害事象に及ぼす影響
多くの情報が飛び交う中、何事についても自分で「しっくり」と納得できることが大切です。研究室では、ちょっとやそっとではぐらつかない基礎を身につけ、自身による観察と考えに導かれた「ひらめき」を大切にします。私たちの研究室は、このような教育・研究活動を通じて、薬学を背景に社会に貢献できる人材の育成を目指します。