薬学部 - 研究室紹介

循環薬理学

薬理学分野

当研究室教員は本学での薬理学の講義や薬理学実習を担当しております。薬理学とは「くすりが効くメカニズム」を学ぶ学問です。くすりを扱う薬剤師として薬理学は、必要不可欠な知識ですが、近年膨大な医薬品が発売されており、覚えるべき薬物名の多さに苦手意識をもつ学生も少なくありません。講義ではなぜ薬が効くのか、なぜ副作用が起きるのかを理論的に解説することでただの暗記ではなく理解へ導くことを重視しております。

当研究室では慢性腎臓病における心血管障害治療薬を探索しております。慢性腎臓病は腎機能の低下が持続している状態ですが、進行すると末期腎不全に移行するだけではなく、心血管疾患を引き起こすことが知られております。このことを心腎症候群と呼び、それを仲介する因子として、交感神経緊張や血管内皮障害といった様々な因子が挙げられております。当研究室では、慢性腎臓病モデル動物における血管内皮機能障害のメカニズムを探索するとともに、新規治療薬の発見をめざして研究しています。

急性腎障害から慢性腎臓病に移行することが問題となっておりますが、いまだ急性腎障害発症後の慢性腎臓病新規発症に対する有用な治療薬はありません。また急性腎障害から慢性腎臓病に移行するモデル動物も再現性や死亡率に問題があり、有用なモデルがないのが現状です。本研究では、新しいモデル動物を作製するとともに、急性腎障害から慢性腎臓病への進展を抑制できる治療薬を探索することを目的にしております。

研究室情報

教授
上田 晴康
講師
小渕 修平