医学研究科(大学院)

理念・目標

医学研究科の概要

大学院の形態が大きく改革されて、医科学専攻のもとに器官・代謝制御系、高次神経制御系、生体応答制御系、生体再生制御系及び環境病態制御系、先端医学専攻のもとに分子病態制御系、疼痛情報制御系及び分子再生医学系の8分野より構成されており、大きなプロジェクトの共同研究がしやすくなっております。この制度が十分機能させるには十分な人材が必要ですので大学院学生の入学を増やすため、昼夜開講制の開設や学費の大幅な値下げを施行しました。このような改善が大学院学生の増加につながり、大学院が活性化し、新しい制度が十分機能するようになると確信しております。

理念

兵庫医科大学大学院医学研究科(以下「医学研究科」という。)は、建学の精神「社会の福祉への奉仕」・「人間への深い愛」・「人間への幅の広い科学的理解」を継承し、より高度な科学的見地から健康と病気の真理を探究し、その成果をもって広く社会の福祉に貢献する。

目的

医学研究科は、理念に内包される医学諸理論とその応用について学修・研鑽し、創造性豊かな自立した研究者、又は高度な専門知識・技術を有する医療人になる為に必要な高度の研究能力とその基盤となる豊かな学識及び崇高な人間愛の精神を培うこと、並びに研究活動によって得た成果を社会に還元することで医学・医療の進展に寄与する。

教育目標

医学研究科は、目的の達成に向けて2つの専攻科とその下に8つの研究分野を設置し、各研究分野において高度の研究開発能力あるいは医療に関わる専門知識・技術を養成する。更に、教育研究活動を通じて、慈愛溢れる人間性や倫理観、幅広い社会との連携、国際人としての素養、高度な生涯学習の実践能力を養成する。

各専攻の目的

医科学専攻

医科学専攻では、基礎医学と臨床医学の垣根を越え、両者を調和・融合させ医学の進歩に真に貢献するためのリサーチマインドを持ち、臨床の場等で遭遇する疾病の内から独創的な研究課題を見つけ発展させ得る能力を持ち、自己の研究を世界に発信できる研究者の養成を目的としています。

先端医学専攻

先端医学専攻では、未来医療を革新的に切り拓き、基礎研究の臨床応用への展開を目指したいわゆる先端的なトランスレーショナルリサーチを遂行し、自己の研究を世界に発信できる研究者の養成を目的としています。

特色ある制度

昼夜開講制

社会人の就学に特別な配慮を行うため「大学院設置基準第14条に定める教育方法の特例」を適用し、教育上特別の必要があると認められる場合は離職することなく、夜間その他特定の時間又は時期において授業又は研究指導を行う等の方法により教育を行います。なお、社会人とは、病院、教育・研究機関、企業等に勤務しており、入学後もその身分を有する方をいいます。

学費減免制度

1.免除

基礎系講座等、先端医学研究所又は教養部門所属の専任教授が指導教授である者及び外国人特別学生で主に昼間の時間帯に受講及び研究指導を受ける者は授業料及び実験実習費を免除します。

2.減額

定職の有無に関わらず、月額基本給等が25万円以下(アルバイト収入を含む)であることが証明できる学生について、授業料及び実験実習費を減額します。

早期学位授与について

本研究科に在学し、学位を申請するときは、指導教授の承認を得て、原則として第3学年修了後に行いますが、早期学位授与の場合は第3学年次に学位申請を行うことができます。 (早期学位申請の条件を満たす必要があります)

大学院生学術賞

大学院生の研究の奨励を目的として、原則として本学大学院在学中の研究で、その年度に学位を授与される大学院生の中で顕著な業績をあげた研究者に対し兵庫医科大学大学院生学術賞を授与します。

大学院学生研究助成

兵庫医科大学大学院学生(外国人特別学生を含む)の研究の奨励を目的として、学位論文に関わる研究に対する助成を行います。