受賞

第19回日本緩和医療薬学会年会で優秀発表賞を受賞(薬学部 臨床薬学分野 助教 宮本朋佳)

本学の薬学部 臨床薬学分野 助教 宮本 朋佳が、第19回日本緩和医療薬学会年会において優秀発表賞を受賞しました。この賞は、同年会の一般演題(口頭発表)において、優れた発表を行った演者に授与されるものです。

授与団体

日本緩和医療薬学会

受賞論文

オキシコドン使用開始後のせん妄発症に対する便秘の影響:診療録および医療ビッグデータを用いた後ろ向き解析

研究のポイント

・オキシコドンの内服開始後の便秘、とくに摘便・浣腸を要する便秘状態がせん妄発症と関連があると判明
・入院患者では3日以上排便がない状態がせん妄リスク上昇の目安となる可能性を示唆
・オキシコドンの内服開始時から排便状況を評価し、便秘を適切に管理することがせん妄抑制につながる可能性を提示

研究の概要・背景

せん妄は、がん患者や入院患者で高頻度に認められます。発症後は対応が困難となり、患者・家族の生活の質低下や入院長期化につながります。オキシコドンなどのオピオイドは、せん妄の直接因子となり得る一方、便秘も代表的な副作用です。本研究では、オキシコドンの内服開始後に生じる便秘がせん妄発症に関連するかを、診療録および医療ビッグデータを用いて検討しました。

研究手法と成果・展望

病院の診療録および商用レセプトデータベースを用いた後方視的観察研究を実施し、オキシコドンの内服開始後に発症するせん妄に、便秘または便秘傾向が関連することを明らかにしました。今後、さらなるデータベースを用いてオキシコドン以外のオピオイドとせん妄、便秘の関係を明らかにします。

研究費の出処

教員研究費