学校法人 兵庫医科大学

済生会兵庫県病院×ささやま医療センター 安心・安全な周産期医療の提供に向けて地域の壁を越えた「連携協定」を締結

その他

社会福祉法人恩賜財団 済生会兵庫県病院(神戸市北区、病院長:山本 隆久※以下、済生会兵庫県病院)と兵庫医科大学 ささやま医療センター(兵庫県丹波篠山市、病院長:片山 覚※以下、ささやま医療センター)は、安心かつ安全な周産期医療の提供に向けて、2020年2月1日付けで連携協定を締結することになりました。

●協定締結の背景
ささやま医療センターでは、永年、分娩提供施設として丹波篠山地域の方々へ周産期医療を提供してきましたが、かねてより続いていた産科医の不足に伴い、安心かつ安全な周産期医療体制の構築に苦慮しており、先般の報道発表のとおり、2020年3月末をもって分娩を休止することになりました。

こうした問題は丹波篠山地域にとどまらず、兵庫県、あるいは日本全国における共通の問題であり、周産期医療を提供する各医療機関が率先してその対策を実行していく必要があります。今後地域における周産期医療を支え、安心かつ安全な周産期医療を提供していくためには、2次医療圏にとどまらず、より広域な圏域において「分娩機能の集約」「周産期医療機能の役割分担」「緊密で円滑な医療連携」を図り、人材を含む限られた医療資源を有効に活用していくことが重要になってきています。

そこでこの度、兵庫県から「地域周産期母子医療センター」(周産期に係る比較的高度な医療行為を常時担う医療機関)に指定され、NICU(新生児特定集中治療室)を有するなど充実した周産期医療体制を持つ済生会兵庫県病院と連携協定を締結することになりました。

●具体的な連携内容
具体的には、ささやま医療センターで妊婦検診を受けている妊婦が、済生会兵庫県病院での分娩を希望した場合、済生会兵庫県病院にて分娩および分娩前後の医療を提供。希望があれば、その後の産後ケアはささやま医療センターで実施します。その際、両院の間で診療情報を互いに共有し合い、より効果的な周産期医療を提供することはもちろん、ささやま医療センターの産科医や助産師による出張診療を済生会兵庫県病院で受け入れる「オープンシステム」などを取り入れ、妊婦をはじめとした地域住民に安心かつ安全でストレスのない周産期医療を提供していきたいと考えています。

●済生会兵庫県病院 概要
【名 称】 社会福祉法人恩賜財団 済生会兵庫県病院
【所在地】 神戸市北区藤原台中町5-1-1
【院 長】 山本 隆久
【開 設】 1919年5月
【病床数】 268床
【面 積】 敷地面積:28,338.67平方メートル
延床面積:17,511.07平方メートル

●ささやま医療センター 概要
【名 称】 兵庫医科大学 ささやま医療センター
【所在地】 兵庫県丹波篠山市黒岡5
【院 長】 片山 覚
【開 設】 1997年10月
【病床数】 180床
【面 積】 敷地面積:13,479.15平方メートル
延床面積:13,272.23平方メートル

本リリースに関するお問い合わせ先

■済生会兵庫県病院 経営企画室

TEL:078-987-2222
FAX:078-987-2221
E-mail:mail_saihyo.png
URL:http://saiseikai.info/hospital/


■学校法人兵庫医科大学 総務部 広報課

TEL:0798-45-6655(直通)
FAX:0798-45-6219
E-mail:kouhou@hyo-med.ac.jp
URL:https://www.corp.hyo-med.ac.jp