医療法人社団紀洋会×学校法人兵庫医科大学　相互連携協定を締結し、丹波地域の皆様により質の高い医療・介護サービスを提供

岡本病院（兵庫県丹波篠山市、院長：余田 洋右）を運営する医療法人社団紀洋会（兵庫県丹波篠山市、理事長：岡本のぶ子）と、兵庫医科大学 ささやま医療センター（兵庫県丹波篠山市、病院長：片山 覚）を運営する学校法人兵庫医科大学（兵庫県西宮市、理事長：太城 力良）は、丹波地域においてより質の高い医療・介護サービスを継続して提供するため、2020年4月1日付けで相互連携協定を締結します。

●相互連携協定締結の背景
今後、丹波地域では人口減少や高齢化が進み、医療ニーズも減少していくことが予想されています。このような社会環境において、質の高い医療や介護を長期にわたって提供していくためには、従来のように「施設完結型」ではなく「地域完結型」の医療・介護を提供する仕組みを構築していくことが喫緊の課題となっています。

地域完結型の医療・介護をめざすには、地域の医療施設や介護施設が緊密な連携を図り、限られた医療・介護資源を効率的に活用することが必要です。さらに、未来にわたってこれらを継続して実行していくためにも、地域医療や介護を担う優秀な医療人の育成を併せて行っていく必要があります。

そこで、丹波地域における医療・介護の提供において、中心的な役割を果たしている医療法人社団紀洋会と学校法人兵庫医科大学が相互連携協定を締結することにより、丹波地域においてより質の高い医療・介護の実践をめざすことになりました。

●具体的な連携内容（いずれも予定）

■人材の交流
・ささやま医療センターから診療所長を派遣している「丹波篠山市国民健康保険 今田診療所」における岡本病院医師との診療協力
・勉強会・講習会などの共同実施
・紀洋会が運営する看護小規模多機能型居宅介護事業所「ひまわり」とささやま訪問看護ステーション「デカンショ」との人材交流

■施設や機器の共同利用
・紀洋会が運営する看護小規模多機能型居宅介護事業所「ひまわり」におけるささやま訪問看護ステーション「デカンショ」の運営協力
・高額機器の共同利用

■学生等の教育
・岡本病院での兵庫医科大学　医学生の実習受け入れ

今後どのような分野で連携していくべきかについては、これから具体的な検討に入りますが、まずは2020年3月1日に紀洋会が開設した看護小規模多機能型居宅介護事業所「ひまわり」の運営に、学校法人兵庫医科大学が連携協力していくことから始めたいと考えています。

●医療法人社団紀洋会 概要
【名　称】 医療法人社団紀洋会
【所在地】 兵庫県丹波篠山市東吹1015番地1
【理事長】 岡本 のぶ子
【開　設】 1991年5月
【運営施設】 岡本病院、看護小規模多機能型居宅介護事業所「ひまわり」
介護老人保健施設「咲楽荘」、訪問リハビリ「咲楽荘」
小規模多機能型居宅介護「和楽の郷」
訪問看護ステーション「のどか」（いずれも兵庫県丹波篠山市）　など

●学校法人兵庫医科大学 概要
【名　称】 学校法人兵庫医科大学
【所在地】 兵庫県西宮市武庫川町1番1号
【理事長】 太城 力良
【開　設】 1972年4月
【運営施設】 兵庫医科大学（兵庫県西宮市）、兵庫医科大学病院（兵庫県西宮市）
兵庫医科大学 健康医学クリニック（兵庫県西宮市）、兵庫医療大学（神戸市中央区）
兵庫医科大学 ささやま医療センター、兵庫医科大学ささやま老人保健施設
兵庫医科大学ささやま居宅サービスセンター（いずれも兵庫県丹波篠山市）　など